鉄火場のアライグマ

株式投資がメイン、の予定だったのですが、いつのまにかマンション購入記、のつもりが建売住宅購入記になってしまいました・・・

米国出張(6)

2010年06月24日 | Weblog
【タイトルをクリックで写真が拡大します】

ニューヨークから帰国する日、マンハッタンから空港(JFK国際空港)まで何で行くかで悩んだ。

出張なので、(経費として出るので)タクシーで行くのが普通なのだが、せっかくなので通常とは違う方法で行くことにして、いろいろと調べてみたら4通りあった。

①バス:15ドル+チップ、40分~1時間
②タクシー:50ドル+チップで60ドルくらい?、30分~40分
③地下鉄+エアトレイン:7.25ドル、1時間半?
④LIRR+エアトレイン:10.5ドルくらい、1時間?

①は来る時に乗ったので却下、タクシーは面白くないので却下。
残りは電車コースの③と④。

メトロカード(地下鉄のプリペイドカード)が残っていたので③にしようかとも思ったのだが、さすがにあの電車に1時間も乗るもの気が進まない。

そこで、④の方法で行くことにした。

④のLIRRというのはLongIsland Rail RoadというNYから郊外に向かう電車のことで、ホテルの近くにあるPennsylvania駅から出ている鉄道で、そのうちのある路線がJFKの近くを通っている。

これで、ジャマイカという駅まで行って、そこからエアトレインというゆりかもめ(東京のお台場にある新交通システム)のお化けのような電車で直接空港ターミナルまで行けるようだ。



帰国当日、ホテルをチェックアウトして、スーツケースを押してペンシルバニア駅まで歩いていく。(5分くらい)

駅は、マジソンスクェアガーデンというアリーナの地下にある。
(写真一番上が駅の入り口)
エスカレータで下って駅に入り、切符の券売機を探して何とかジャマイカ駅までの切符を買う。

ところが、電車の乗り場が分からない。
ホームは6列くらいあるようだが、どのホームから乗れば良いのかが分からない。
ホテルを出る前に、ジャマイカ駅に行ける電車が何時何分に出るのかを調べてメモしてきたのだが、列車の行き先をチェックするのを忘れていた。

仕方がないので駅の構内をうろうろするが、駅員らしき人も見当たらない。
そのうち、列車の案内板のようなものの前で20人くらいの人がたむろしているのに気づいた。全員が掲示板をじーっと見ている。
何をしているんだろうと観察していると、掲示板には列車の行き先と出発時刻が並んでいるのだが、ホームの番号が出ていない。
しばらくすると、ある列車の表示の横にホームの番号が点滅して表示され、それを見た人たちが一斉に動き出してホームに下りていった。
(写真中央が表示板)

推察するに、、
アメリカの列車は日本ほど定刻運行されていないので、列車とホームの関係を予め決めておくといろいろと困ることがあるため、列車が駅に入る直前にどのホームに入るのかを決めるのではないか?と思い立った。
要するに、大規模な空港で搭乗ゲートが頻繁に変更されるのと同じシステムかと。

なので、自分が乗る予定の電車の発車時刻を見つけて(行き先は分からないが、幸いその時刻に出発する列車は1本だけだった)、その列車の乗車ホーム番号が出るまで表示板を見上げて、番号が出ると、動き出す人の波と一緒にホームに下りた。
すると、地下鉄とはぜんぜん違う普通の電車が待っていた。

乗車して、近くの人に「この電車はジャマイカ駅に行くか?」と聞いたところ、行く、という返事だったので、安心していすに座る。

しばらくすると列車は動き出し、イーストリバーを越えたあたりで地上に出る。

その後は郊外の住宅地のような場所を進み、最初に止まる駅がジャマイカ駅だった。
なぜニューヨークでジャマイカなのかというと、JFK空港のあるあたりの地名がジャマイカというらしい。

駅で降りてエアトレインに乗り換える。
(写真下段がLIRRのジャマイカ駅のホーム)

エアトレインのチケットは5ドルで、出てきた切符はメトロカードとまったく同じもの。運営会社が同じようだ。

改札を通って3分くらい待っていると、無人運転の2両編成のエアトレインが来た。
ホームには、ゆりかもめと同じようにドアがついており、そのドアは電車のドアと連動して開閉する。

エアトレインは2両編成と言っても、その一両の大きさが半端ではない。
一両の大きさ(床面積)は、ゆりかもめ4両分くらいあるのではないかというくらいの大きさ。
無人運転なので、最前部には運転手がおらず、前が見える。
なお、路線はこのようになっており、空港の各ターミナルに順番に止まっていく。

帰りもJALなので、第一ターミナルで降りてチェックインし、JALのラウンジで暇をつぶし-て、東京行きの便(行きと同じ777-300)に搭乗。

13時間のフライトはつらかった。。。

米国出張(5)

2010年06月20日 | Weblog
昨日の夜、無事アメリカから帰宅しました。
ニューヨーク→東京は、偏西風の関係から行きよりも1時間長い13時間のフライト。
疲れる。。。

ところで、ニューヨークを出発する前の日に、ニューヨークのFRBに行ったのだが、ついでに2001年のテロで消滅したWTCの跡地に行ってみた。

跡地には新しいビルを建てるべく工事が始まっており、クレーンが立ち並んでいる。
「フリーダムタワー」という名前になるという話もあったが、名称は変更されている。



しかし、テロの標的になりやすい(旧WTCは1993年にも地下駐車場が爆弾テロに遭っている)ビルに入りたがる会社はあるのだろうか?


話は変わって車の話。

街中を走る車を見ていると、ミニバンがほとんど走っていない。そういえば、ステーションワゴンも少ない。
タクシーや送迎用の車を除くと、走っているのはセダンか一番多く、次に多いのがSUV。


会議の休憩時間に、アメリカ人に聞いてみた。
Q:「日本ではミニバンが大人気だが、どうしてこちらではあまり走っていないのか?」

A:「だって、君はあんな車を持ちたいと思うか?」

もう少し理由を聞いてみると、あの手の車は魅力的ではない、言い換えると「ダサい」ということらしい。
日本では、独身の若者でさえも好んでミニバンに乗っていると言うと、「信じられない!」という反応だった。

あとは、当然ながらプリウスもやたらとたくさん走っていた。

米国出張(4)

2010年06月18日 | Weblog
米国の食事は不味い。

サラダはパサパサで妙な味のドレッシングがかかっているし、チキンは量だけは大きいが硬くてパサパサでこれまた妙な味付け。

ビーフはこれまた硬くてパサパサ。

米国人はパサパサが好きなのだろうか。

昼食は、レストランでパスタを食べたのだが、さすがにパスタでパサパサはないものの、味付けが単純。

日本と同じ味といえば、ハンバーガーくらいか(当たり前?)。
ハンバーガーだが、マクドナルドは日本と全く同じ味がする。
私は、バーガーキングの方が好み。ハンバーガーの肉が香ばしい。

夕方時間が出来たので、ニューヨークの景色を撮ろうと思い立ち、ロックフェラーセンターに行く。ホテルの近くのエンパイアステートビルは大昔に昇ったことがあるので、今回は違うところにした。
ロックフェラーセンターといえば、バブルの頃に三菱地所が高値で買って大損したことで有名なところ。まだ持っているのだろうか。

ロックフェラーセンターは、地下鉄の駅を降りてそのままビルにつながっている。ニューヨークでは珍しいのではないだろうか?
地下からビルに入り、お上りさん専用の窓口から21ドルのチケットを買って展望台行きのエレベータに乗る。
展望台にはすぐに着き、2層構造の屋外展望台に出る。

写真(記事タイトルクリックでフルサイズ)は、北側のセントラルパーク方面景色。大きな公園だな~

周囲は、アメリカの地方から出てきたような人(たぶん)と、外国人ばかり。当たり前か。

明日の便で帰国する予定。

米国出張(3)

2010年06月17日 | Weblog
ニューヨークでは、歩行者は信号が赤でも渡る。
こんな交通量の多い道路を?と思うような道でも赤信号に平気で突撃していく。

そのため、交差点を右折する車が歩行者に邪魔されてなかなか進まず、渋滞の原因になっているようにも思える。
昨日も、赤信号で渡っていたおじさんがバン(ミニバンではなくこちらの標準サイズの12人乗りくらいのバン)に接触して、おじさんが怒っていた。普通は赤信号で渡る方が悪いというこおとになるのだろうが、ニューヨークは違うのだろう。
アメリカの他の都市ではこのようなことはあまりないので、何か理由があるのだろう。

ところで、こちらの歩行者用信号は赤と白になっている。
写真(タイトル名をクリックするとフルサイズ)をみてもらえば分かるが、青?になると、歩く姿を示す白いLEDが点灯する。

なぜ白にしたのかは不明。

米国出張(2)

2010年06月16日 | Weblog
まだ時差ボケの影響が残っているのか、昨晩は現地時間の午後10時過ぎに寝たのに、朝の5時に目が覚める。
そういえば、米国はサマータイムの期間なので、午後7時でも太陽が出ており、午後8時でも外は十分明るい。ただし、その分朝は日の出が遅いのだが、午前5時過ぎには外は明るくなっている。

今日は、朝8時から午後9時までの長時間のミーティングがある予定。
朝食は、日本から持参したパックライスにお茶漬けの素をかけて、お湯を入れてお茶漬けを食べる。

昨日と同じ地下鉄に乗り、会場のある大学へ向かう。

朝8時から会議が始まり、50人程度の参加メンバーの中からスピーカーが話をして、その後議論する、というスタイルで進んでいく。
私以外の全員アメリカ人とイギリス人だけなので、英語の聞き取りには神経を集中しておかないといけない。

午後になると集中力が切れてきて、英語が頭に入りにくくなる。

なお、今日の昼食と夕食は会議室の横にケータリングを取ってあり、アメリカの不味い食事を取る。どうしてあんな味付けにするのだろうか??

写真は、グリニッジビレッジの会場からウォール街方面に向けて撮ったもの。昔はワールドトレードセンターがそびえていたのだが、911テロで消えてしまったためシンボルがなくて分かりにくい。


米国出張(1)

2010年06月15日 | Weblog
6月14日から19日まで、米国に出張に行くことになった。これから、可能な限り毎日更新の予定です。

6月14日:

朝6時前に起きて、前日にパッキングしたスーツケースを持って出発。駅までスーツケースを転がしていくのはつらいので、車で最寄り駅まで送ってもらう。

溝の口で南武線に乗り換え、3つ目の武蔵小杉で降りる。
武蔵小杉は、元々は南武線と東急東横線が交わるターミナルだったが、今回近くを通るJR横須賀線の新駅が出来て、そこに成田エクスプレスが停車することになった。
7時9分発の成田エクスプレスに乗るべく余裕を持ってJR武蔵小杉(南武線)に着いたのだが、そこから横須賀線の駅までの道のりが遠い。10分ちかくかかってしまった。
無事成田エクスプレスに乗車し、成田空港には8時半ころに到着。

チェックインを済ませ、出国審査を受けてJALのラウンジへ行く。

今回のフライトは、往復JALの直行便にした。
最近の不景気の影響で、会社の幹部以外はエコノミークラス利用というお達しが出ているので、まずはデルタ航空(ノースウェストと合併した)で貯まっているマイレージを利用したアップグレードを狙って、ノースウェストのサイトから予約を試みる。
しかし、マイレージポイントでアップグレード可能なエコノミーチケットは往復24万円+サーチャージと高い。
そこで、JALを調べたところ、JALでもらっているアップグレードポイント(昨年は一度も使わずに消えてしまった)を使えるエコノミーチケットの方が安いことが分かり、これを予約した。19万+サーチャージで済んだ。

JALのラウンジで朝食を取りながら時間をつぶし、11時過ぎに出発する便に搭乗した。
今回も、2年前の出張と同じく、ボーイング777の300型だった。
ビジネスなので、シートはシェルフラットシートという体を水平に伸ばせるシートで、座席の前には15インチの液晶モニターがあり、好きな映画を好きなときに見ることが出来るようになっている。

ニューヨークまでのフライトは13時間もかかるため、映画を見たり音楽を聴いたり食事を取ったりしながらなんとか我慢する(海外便に乗るのは苦行以外の何物でもないと思う)。

ニューヨーク到着は現地時間の午前11時(日本時間の15日午前0時)。ほぼ定刻どおりの到着だった。

アメリカに来るのは12年ぶりだが、その間に911テロがあった関係で、入国審査にやたらと時間がかかるようになっている。

パスポートを出して、「何の用事なのか」「いつまでいるのか」という通常のやりとりがあった後で、両手の指10本の指紋と顔写真を取られる。
ひとり当たり5分くらいかかるため、同じ便の最後の方の人は1時間以上待つことになったのではないかと思う。

空港からマンハッタンまでは、通常ならタクシーを使うのだが、1/4のコストで済む空港連絡バスを使ってみた。

空港のカウンターで停留所の場所を聞き、係員からチケット(ニューヨークまで15ドル)を買い、10分ほど待つとバスが来たので、乗車する。

バスなのでホテルの前までは行ってもらえないのだが、行き先の駅(グランドセントラル駅)からホテルまではそれほど遠くないので、歩いてホテルまで行くことにした。

スーツケースを転がしながらホテルまで歩いたが(15分弱)、今日は蒸し暑いため汗が出てくる。
ニューヨークはどこに行っても人だらけで、歩行者が信号を無視して横断するのも変わっていない。
ホテルには1時半頃に到着したが、チェックインが3時からとのことなので、荷物を預けて近くをブラブラして時間をつぶした。
平日の昼間のミッドタウンなので、スーツ姿の人はあまりいないのだが、観光客やワーカー風のおじさんや何をやっているのかよく分からないような人達も含めて活気にあふれている。
それでも時間が余ったので、バーガーキングに入ってハンバーガーとコーラを頼んで暇つぶし。ハンバーガーもコーラも1ドルだった。コーラはSサイズを頼んだが、日本のMサイズのものが出てくる。

3時になったのでホテルにチェックインして荷物をバラしてシャワーを浴びる。
今日は午後6時より会議のオープニングセレモニーがあるため、ここで寝てしまうと起きられなくなりそうなので、眠いのを我慢する。

ホテルの窓からは、エンパイアステートビルがきれいに見える(写真上段;この記事のタイトルをクリックすると写真が大きくなります)。

5時過ぎに、地下鉄に乗って、会議のある大学まで行く。ニューヨークの地下鉄は、大昔のように車体に落書きがしてあることもなく(写真下段)、駅は少し汚くて古いものの多くの人が利用している。ただ、行き先が分かりにくいため2、3本電車をやり過ごしてしまった。

何とか間違えずに目的地まで行き、セレモニーに出てアメリカ人たちと雑談をして(これが一番つらい)、ホテルに今たどりついてこれを書いている。

明日は、朝7時半から会議が始まるのでもう寝ないと。。。

故障キター!

2010年06月06日 | Weblog
1週間ほど前になるが、車を家の駐車スペースから出して(場所の関係から、車庫には頭から入れているため、車を出す際にはバックで出ることになる)走り出そうとしてATセレクターをDレンジに入れてハンドルを切ったところ、「ポーン」という警告音とともにメーターパネルに黄色いビックリマークが!

何事かと思ったら、iDriveのモニターに「DSC異常」の文字が。

BMWには、(たぶん)すべての車種にスタビリティコントロールシステムが標準装備されており、BMWではDSC(Dynamic Stability Control)と呼んでいる。
ベンツの場合はESP。
これは、単にトラクションコントロールのみではなく、滑りやすい路面で車がスピンしないようにエンジン出力やブレーキをコントロールする仕組みのこと。国産でも高い車には装備されている。

ちなみに、エアバッグもフロントに加えてサイド(シートに組み込み)やサイドウィンドウ(カーテンエアバッグ)など標準となっており、安全装備では手抜きをしないドイツ車の面目躍如。
しかし、
故障は困る。。。


その時は、DSCの警告に次いで「タイヤ空気圧検知システムが作動していません」とのメッセージが出て、タイヤ空気圧の確定をするようにと警告してくる。
なんだかよく分からないので、画面の言うままに再設定(単に車を止めて設定を承認するだけ)したところ、エンジンを一度切って再始動したら警告は消えた。

いったい何だろうかと思っていたのだが。。。

(最近のBMWのほとんどはランフラットタイヤを装備しているため、タイヤがパンクした際に車が警告を出すようなシステムが組み込まれている→ランフラットタイヤはパンクをしても走れるタイヤであるため、逆にパンクに気づかない可能性があるため。)

で、今日、ゴルフ練習場の駐車場で切り返しをしていたところ、また「DSC異常」のメッセージが ○| ̄|_

そのまま走ったところ、交差点でウィンカーを出して曲がり終えても、ウィンカーが自動で切れない。ので、ウィンカーレバーを逆方向に軽く押してウィンカーを消さないといけない。
(BMWのウィンカーレーバーはハンドルの回転に伴う機械的なスイッチではなく、単なる電気的なスイッチのため、ハンドルを戻したことを車が分からなくなっているであろうことは想像出来た。)

家に帰ってディーラーに電話したところ、よくある故障なのか「それはハンドルの舵角センサーの異常でしょう」との回答だった。

家に戻って再度エンジンをかけたところ何ともないように始動したが、またいつ出るか分からないため、修理に出すことにした。
しかし、修理には2日ほどかかる一方で6月中は代車も取れないとのことで、車を取りに来てもらうことにした。



p.s.
来週から1週間ほどアメリカ出張に行ってきます。
一人でニューヨークに行って、通訳なしでアメリカ人たちと議論しなければならないということで、今から憂鬱。。。。。。