鉄火場のアライグマ

株式投資がメイン、の予定だったのですが、いつのまにかマンション購入記、のつもりが建売住宅購入記になってしまいました・・・

夏の帰省の飛行機代

2005年05月16日 | Weblog
家の話は次回に回して、今回は夏休みの帰省の話。

 私は毎年夏に九州の実家に帰省するのだが、その際の航空券代が結構な額になる。
 夏休み等の繁忙期には割引運賃がなくなるため、定価に近い金額を払うことになる。家族がいると一回の帰省で10万以上が吹き飛んでしまう。

 そこで、航空会社の株主になって株主優待(正規運賃の50%割引)を使っている。JALやANAの株主になると、一単位(1000株)ごとに優待券が一枚もらえる。これを使えば、東京→福岡の片道3万強の運賃が半額になる。
 株主優待をもらうためには毎年3月末または9月末に株主である必要があるのだが、普通はそこまでして株主優待を取りに行く人は少ない。実は、株主優待だけのために株を取得すると、トータルでは損をする可能性がある。株主として確定する日(たとえば3月末)を超えると株価は下落するため、株主優待をもらえても株価の下落で結局は損をする、という可能性もある。
 もちろん、この権利落ち日の株価下落を回避するための信用取引を使った裏技もあるのだが、これもリスクは残る。


●ここまでが前置き。

ところで、5月末までの限定でかなりお得な手段がある。
 ヤフーオークションでは、株主優待が多数出品されている。実は、今出品されている株主優待は使用期限が5月末までのもので、6月以降は使えなくなる。これでは、夏休みの帰省には使えないと思われるかもしれないが、これにも裏技がある。
 5月末に、オークションで手に入れた株主優待を使ってオープンチケットを買うのだ。オープンチケットとは、名義人と路線が決まっているが予約を取っていないチケットのことで、この有効期限は3ヶ月。なので、5月末に買ったオープンチケットは8月末まで利用可能となる。

 実際に東京から福岡まで夏の繁忙期に往復する場合を考えると、
 東京→福岡の正規運賃:33700円
 株主優待を利用した場合の割引:33300×0.5+400=17050

もちろん、これに株主優待を購入する費用がかかるのだが、今であれば一枚4000円弱で落札出来る(これが6月以降の新しい株主優待だと一枚9000円くらいになってしまうためあまりうまみがない)。

なので、片道21000となり12000の得。大人二人が福岡まで往復すると48000円も安くなる計算になる。

なお、オープンチケットの購入時期と使用時期の正規運賃の違いにより、1000円くらいの差額を払う必要があることがある。この場合オープンチケットの買値が安くなるため、上の試算は変わらない。

備考:
・株主優待は、実際に株主でなくても使える。空港で「株主様ですか?」などとは聞かれない。
・株主優待券は正規料金が半額になる券のため、子供運賃(元々大人の半額)の場合には利用するメリットが少ない。


今日は風邪で