昨年、新型コロナの第五波が落ち着いて緊急事態宣言が解除された頃、宗像の大島へのツーリングを思い立った。福岡県内の移動だから問題はないと思った。
大島港渡船ターミナルにバイクのフェリー料金を電話で問い合わせたところ、応対した女性に大島に来る私の目的を聞かれた。
世界文化遺産の観光の為と答えると、大島に縁のある人以外は不要不急の用では来ないで欲しいと言われた。
ツーリングはお預けとなったが、数か月後、宗像市営渡船の発着する神湊(こうのみなと)の近くに仕事で行く機会があって、道程に詳しくなった。
先々週の仕事のオフの平日、寒さが和らぎ、天気もよく、県下のコロナ蔓防が解除されたこともあり、念願の大島へツーリングに出かけた。
妻が仕事に出かけてから出発したので9時25分発の船に乗ることは諦めていた。
北九州都市高速と黒崎バイパスを経て神湊に10時半頃に着いた。小ぶりながら近代的な二階建ての渡船ターミナルは利用者が少ないようで、乗船券は自販機で購入するシステムだが、車やバイクの
項目が見当たらない。
窓口の女性に尋ねると、バイクは特殊手荷物になるので、乗船開始時に受け付けるが、次の便は旅客船「しおかぜ」で、バイクは乗ることができないと言う。
次の次の便のフェリー「おおしま」は、昼休みが入るためか13時50分の出港となっていた。
3時間20分の待ち時間をどうしたものか、ランチには早く、近くの宗像大社には何度も行ったことがあるので興味がない。
展望所の案内が目につきターミナルの階段を上がると、2階の通路の引き戸のロックを解除してバルコニーに出ることができた。そのバルコニーが展望所で、向かって左に大島、右に地島が見えた。
時間つぶしにはスケッチが一番なので、すかさず絵にとりかかった。
大島13時発のフェリー「おおしま」が入港すると乗船手続きが始まった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます