気儘に書きたい

受験勉強よりもイラストを書くのが好きだった高校生の頃---、無心に絵を描く喜びをもう一度味わえたらいいのだが。

妻の冒険

2012-07-22 07:43:18 | 車の絵
 今朝6時40分、妻が実家に旅立った。老いた義母が少し認知症気味で、記憶が確かなうちに濃密な時間を共有したかったようだ。
 妻から23、24日と休暇を貰えそうだ(日曜祭日の自主出勤やサービス残業を考えると当然の権利だろう)と今月の初めに知らされた。
 北部九州の豪雨を心配して義姉から電話がかかってきた時、妻は実家に帰省する予定を知らせた。せっかくの機会なので幼馴染の友達とも会えるように連絡をとった。
 妻の実家は公共の交通機関が不便なところで、姫路駅から最寄の八鹿駅までの播但線の本数が一日に数本しかない。さらに八鹿駅から実家まで車で20分くらいかかるのだが、20年前に私がタクシーを利用した時は昼間にもかかわらず3000円以上かかった。タクシーの利用者が少ないので料金体系が他所と違うようだ。
 先週、夕食時に妻が帰省手段の事で私に相談を持ちかけた。「出石は交通が不便だから新幹線の姫路駅でレンタカーを借りて帰省する人が結構いるみたい。自分もそうしようかな。」私は半ば冗談で答えた。「二泊三日で帰省するんやからフィットで行ったら?レンタカー代がもったいない。○○ちゃん(妹)も神戸から子供二人を連れて、一人で門司まで運転して来るやろ。」
 妻は毎日往復25キロをマイカー通勤しているので、車の運転は慣れたものだが、妻が「車で帰省することにした。」と決意表明してから、私は不安な毎日を過ごすことになった。妻の実家には車で帰省することはもちろん内緒だ。
 妻が無事に戻ってくることを祈っている。