ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

若者のレコード人気 息長く 手軽さ極まり アナログ新鮮…

2016-02-12 18:39:54 | NewsPaper
レコード人気の再燃に関する
良い視点の記事があったので取り上げてみます


本日の日経産業新聞から6面のデジタルBiz&Tech欄からこの記事をピックアップ
『【サーチライト】
 若者のレコード人気 息長く
 手軽さ極まり アナログ新鮮』

世界的な潮流を帯びているレコード人気の再燃
それを記事では、サードウェーブコーヒーやクラフトビール
インスタントカメラの「チェキ」と共通点があると掲げています

コーヒーやビールのように、あまりに身近になりすぎたために
消費者がかえって『本格的』な物を求めている
ということを再燃した理由として挙げています

100円のコンビニコーヒー、格安の第三のビール
スマートフォンのカメラといったものが浸透し
若者が低価格で手軽に手にすることができるようになりました

そこで豆の品質にこだわりハンドドリップで一杯ずつ丁寧に入れる
サードウェーブコーヒーや、小規模で伝統的な製法のクラフトビールに
ひきつけれていると記事では分析しています

では、アナログレコードの場合では、定額音楽配信サービスの開始が
今回のトリガーの一つであるとしています

記事によれば、米国のアナログレコードの購入者の約50%は
デジタルネーティブにあたる20代とのこと
レコードというアナログなものは、ある種の「新しいモノ」に
映るようです


とはいえ、単なるブームに終わらせないようにメーカー各社も
力を入れています
デザイン家電のアマダナはあえて木目調にしてインテリアと調和させたり
ソニーは得意のハイレゾに対応したり、革新的な商品を開発しています

単なる「アナログ回帰」に終わらせずに、独自性を加えて
消費者の好奇心を満たすようにしており、息の長いビジネスに
しようと取り組んでいます

コアな音楽ファンの1人として、現在の再燃は歓迎しております
メーカーもさることながら、ソフト担当側も積極的な一面を拝見するので
急成長せずとも無くならずに長く愛されるメディアの市場として
続いていってほしいと切に願うばかりです