ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

大学など電子教科書 加速…

2014-03-25 13:28:58 | NewsPaper
昨日は、ついに転職活動を経て
入社を希望する会社にお返事をしました
近いうちにこのブログ上でも
今回の活動内容を書くことにします



さて、本日の日経産業新聞から、5面のデジタル・サービス欄からこの記事をピックアップ
『【ネット新潮流】
 大学など電子教科書 加速
 スマホで予習・復習促す
 出版界、顧客囲い込み視野』

大学の教科書を電子化する動きが広まっている
という記事

来月からの新年度においては
紀伊国屋書店と玉川大学の連携
丸善と北海道情報大学の連携
といったことが記事で紹介されています

紀伊國屋書店では、自社の電子書籍ストア「キノッピー」を活用
教員に電子化を希望する教科書を選んでもらい
出版社の許諾を取るというもの

学生側としては、クレジットカード決済か大学の購買部で代金支払いで
購入するといったもの
電子書籍自体は、専用端末は必要なく、スマホ/タブレットからのアプリで利用
といったもの


丸善は、京セラ丸善システムインテグレーションの「BookLooper」を活用

大学側より、全学部の1・2年生約900人にiPadを配布し
教科書をダウンロードさせ、講義資料の電子化も促すとのこと
もちろんiPad以外にスマホやPCでも閲覧可能で
学生がいつでも予習・復習ができるようにさせるといった目的があるとのこと


また、記事によれば、教科書大手の東京書籍が
高校生向けにiPadアプリでのデジタル教科書を公開しているとのこと

こちらは、書き込みやメモが保存できる機能があったり
問題集を付属したり、教科によっては、辞書機能をつけたりしているそうです


さて、記事によれば、書店や出版社各社がこのような取り組みを進めている背景として
高校1年生の約84%が既にスマホを所有(総務省調べ)
大学生が紙の教科書を購入せず、同じ授業を受講した先輩から譲ってもらう
大学の教科書自体が重いものが多く持ち歩くことを敬遠
するといったことがあるからのようです

たしかになるほどなぁと思ってしまうところはありますね
とはいえ、高校生・学生の内から電子書籍に慣れ親しんでもらうということは
将来的には重要な顧客になるわけで、一種の囲い込みになるわけですね

活字離れが一方では云われているわけで
そういった中から、電子書籍を通して
活字や本というものに触れるということは
良い事といえるかもしれませんね

あくまで、これは一部の大学が先行しているということはありますが
今後も十分に拡大する可能性がある分野です
今回の転職活動では教育に関わるIT企業を受けたこともあるので
今後もこの業界の動きには注目しておきたいですね