ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

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アマゾンクラウド用保険 情報漏洩などで補償 東京海上日動…

2015-12-29 23:50:15 | NewsPaper
以前のAWSの質を考えると
もっと早くやってもいいと感じるのですが
それもリスクだったのでしょう…


本日の日経産業新聞から5面のデジタル欄からこの記事をピックアップ
『アマゾンクラウド用保険
 東京海上日動 情報漏洩などで補償』

東京海上日動火災保険が、米アマゾン・ドット・コムの
クラウドサービスを利用する企業に向けた新型保険を
2016年1月1日に発売する
という記事

アマゾンのクラウドサービスは
障害が発生して利用できなかった場合に月額利用料を上限として
利用企業に還元する契約になっている
ただ、クラウド上に構築したシステムから情報が漏れたり
データが消失したりすると大きな損害につながる可能性がある

東京海上日動はアマゾンのクラウドで大きな事故が発生する確率は低いが
不安を感じる企業が多いことに着目し新型保険を開発したというわけ

アマゾンの障害でクラウド上に構築したシステムに問題が
発生したときの損害を補償する
第三者に支払う損害賠償金や訴訟費用、緊急措置に要した費用などを
10億円まで補償する
情報漏洩の被害者への見舞金など危機管理対応費用は最大1億円
事故で消失したデータの復元費用は最大500万円を支払う

保険料はシステムの規模に応じて変わる
アマゾンのクラウドの年間利用料の5%を年間の保険料として設定
なお、保険料は1年ごとに見直す


アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が日本でも使われるようになった頃でも
まだまだサービスとしては不安定なところがありました
ここ2,3年でようやく安定して運用できるようになってきた印象があります

以前からこのような保険はあってもよかったと感じますが
そこはまだまだリスクが大きかったのでしょう
安定してきた現在であるからこそ、より安心してもらえるために
保険が出てきたといえるでしょうか

東京海上日動自体は、2月にサイバー攻撃やシステム停止などのITシステムのリスクを
包括的に保証する企業向け保険商品を発売し、大量の個人情報を保有する企業を中心に
好評を得ているのだとか
そこにきてAWS向けにも始めるというのは満を持してといったところでしょうか

AWSをこれから利用する企業を中心に売り込んでいくようですが
はたしてどのような数字を出すか楽しみにしています


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