ITインフライターが日経産業新聞を読み耽る

ITインフライター(ITライター兼インフラエンジニア)のぐっちょんが日経産業新聞で日本の経済や産業を変える人を追いかける

こんな農機具欲しかった…

2012-02-09 23:22:15 | NewsPaper
こんばんは、ぐっちょんです

今日は職場呑みでした
なんというかほぼ食べてました
やはり参加した意義のある場には参加していきたいものです


では本日の日経産業新聞から、11面の先端技術欄からこの記事をピックアップ
『タマネギの根と葉
 1時間で3500個切除
 農研機構・クボタなどが装置
 作業効率、人手の2倍』


コレは、農業・食品産業技術研究機構とクボタなどが
収穫後に乾燥させたタマネギの根と葉の切除作業を効率化できる装置を開発しました
という記事になります

この記事はわかる人にはわかる内容となっていまして、もうしわけないですが
ここで語らせてください


私は、淡路島の兼業農家の出身です
淡路島の農業は、1つの田んぼを1年で米・タマネギ・冬野菜の3種類の作物を
作りまわしていって土の栄養が偏らないようにする三毛作をやっています
その中でもタマネギは日本第2位の生産高を誇ります

ココでの玉ねぎはGW明け辺りから収穫を行うのですが
水分を多く含んでおり、すぐには出荷しないで、専用のタマネギ小屋に吊るして
乾燥させて、お盆明け辺りから集中して葉と根を切る手作業をしています
それはそれは猛暑の中での大変な作業で、家族一丸となってやっておりました

その作業がついに機械化するというのです
これは、とても画期的な機械化ともいえます


装置の大きさは、縦5.2m、横2.5m、高さ1.9m
投入したタマネギを1玉ずつ向きを一定にそろえたうえで
カッターで根を切除し、葉は長さ2cm程度に切りそろえるそうです

人間側は、不良品の選別をしながら、向きを整えてセットするのみというわけです

それだけで、1時間で3500個程度のタマネギを処理できて、効率は人間より2倍になるそうです

こんな機械が1台200万円にて2012年度中に販売を予定しているそうです


私の実家でも手作業でやっていたものが次々と機械化されていきました
レタスを自動包装する機械なんてものまでがありました

ただ、農家としては、便利になる分、機械化貧乏とは切っても切れない関係であります
1年の農業の儲けも、便利な機械への投資や修理費用でトントンなところです

そのためにも、このような機械に対しては、より生産性の高いもの
そして、人間側が怪我をしないように安全なイイものを求めたいものです


個人農家や法人農業にとっても将来の日本の農業の未来が明るくなっていくような機械を
今後も農機具メーカーには研究開発して頂きたいと切に願っております

さて、明日はどんなおもしろい記事に出会えるかなぁ