里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

小カブが一番美味い時

2024年01月12日 | 畑:根菜類

小カブが一番美味い時期になりました。
今年は11月半ばに育ちの良いものから間引きを兼ね穫り始め、12月早々からは本格的な収穫となりました。
品種は「耐病ひかり」。
昔ながらの品種ですが、大きくなっても美味しく食べられるので作り続けています。


暖冬とはいえ、さすがに1月中旬入りともなれば冷え込みます。
冬野菜は寒さが厳しくなると身を守るため体内に糖分を蓄えます。
そうすると一段と甘味と旨味が増すのです。小カブもまた同様。
葉はやや垂れ気味になり、少し黄ばんできました。


穫り始めの頃は蕪が葉に隠れてほとんど見えませんでした。
12月中も葉をかき分けながら穫っていましたが、今は上からでも見えるようになっています。


光りの関係で分りにくいですが、近づけばはっきりと見えます。


大きさも小カブらしい大きさです。


株間も初めやや密植だったものが、ほぼ十分な広さの株間になっています。
ただ、まだこのように少し近いところもあるので、一方向からでなく全体を見ながら穫っています。


小カブの蕪は殆どが地表に出ているため強い低温では凍害を受けます。今年は全く見えません。


「耐病ひかり」は大蕪になっても美味しく食べられますが、次第に繊維分が感じられるようになります。
ですから浅漬けとして美味しく食べられるのは今が一番でしょう。
小カブらしい舌触りと甘味、旨味を感じることが出来ます。
少し穫ってみます。


洗ってみました。


小カブは茎葉も美味しい。浅漬けには適度の茎葉が欠かせません。
今の時期、毎食小カブの浅漬けが欲しくなります。晩酌の摘まみにも良い。
我が家は専ら浅漬けですが、助っ人宅では煮物や汁物にもよく使うと言います。