里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水墨画「白菊」を捧ぐ

2024年01月08日 | 水墨画:草花
画仙紙  半切1/3   

能登半島地震発生から1週間が経ちました。
日が経つごとに犠牲者の数が増え、未だ安否不明の方が多数おられます。
犠牲になられた方々に心より哀悼の意を表します。
拙い画ながら謹んで捧げさせて頂きたいと思います。
新年の初描きは縁起物の千両にしましたが、多くの被災者の方々を思うと心に掛かるものがありました。
年明けのめでたい元旦が鎮魂の日になるとは皮肉な巡り合わせです。
東日本大震災では本県だけで1万人以上の方が犠牲となりました。そのほとんどは津波による犠牲者です。
能登半島地震とはその点が大きく異なります。東日本大震災の津波は想定をはるかに超える巨大なものでした。
同級生やかつての同僚、その家族、仕事でお世話になった知人など多くが犠牲になり悲惨の極みでした。
しかも、混乱の中でそれを知ったのはかなり日が経ってからです。
能登半島地震の津波は予想されたほどではなかったと言ったら叱られるでしょうか。
内陸部の当地域は東日本大震災で犠牲になった方はおりません。
しかし、建物やライフラインは大きなダメージを受け、復旧するまでには長い日数を要しました。
今回の地震で被災された方々が一日も早く普通の日常を取り戻すことを念願するばかりです。