里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

冬キャベツ「寒玉キャベツ」を穫り始める

2024年01月30日 | 畑:葉菜類

冬キャベツを穫り始めました。
すでに完全結球し何時でも穫れる状態だったのですが、まだ秋キャベツを穫り終えていませんでした。
秋キャベツは10月10日頃から極早生「あまいキャベツ愛心(あいごころ)」を穫り始めました。
次に穫り始めた「あまいキャベツあまみさき」は暖冬で傷みも少なく、これまで支障なく穫れてきました。
これが最後の秋キャベツ。


そして、穫り始めたのがこの冬キャベツ。


種播きは8月10日、8月29日に植付け10月3日に追肥土寄せ
品種はトーホク種苗の「寒玉キャベツ」。
当地では冬キャベツのことを通称「寒玉」と呼ぶので、分りやすい品種名です。
冬キャベツはこれまで何品種か作りましたが、近年はこの品種を作っています。
外葉が大きく、垂れ下がり気味なのが少し気にはなります。しかし、生育旺盛で揃いがよく大玉になります。


「寒玉キャベツ」は低温に強く、雪中甘藍としても使えます。
過日、積雪があり、一時すっぽりと雪に覆われました。ただ、1日でほぼ溶けてしまいました。
冬キャベツは、低温に晒されるとアントシアニンの色素が出てきます。
特にこの品種は強く出る特性があるようです。


酷寒の年には紫キャベツと見間違うほどになることがあります。
食するのに何の支障もないのですが、人によっては嫌う人がいるかもしれません。
今年は暖冬のためか、まだ薄い紫色程度です。


これから日数が経てば紫が濃くなってくるでしょう。
昨年はあまりに大きくなり過ぎましたが、今年は手頃の大きさになっています。


株間を狭くした効果があるかもしれません。
暖冬とはいっても、正に厳寒期。甘味、旨味が最大になっているはずです。
すでにがっちりと結球しているので、寒玉と言えども極端な低温になれば凍害の心配は多少あります。
また、穫り遅れ、気温が上がってくれば割れることもあるかもしれません。
中くらいの株を穫ってみました。
収穫する時は少し外葉を付けて穫り、後で外します。


丁度2㎏で適度な大きさでした。
寒玉キャベツは耐寒性が強い分当然に葉は硬い。軟らかいサラダを好む人には向かないでしょう。
しかし、煮崩れせず甘味、旨味が濃いので炒め物や煮物には最適です。
こちらは春キャベツ。


品種は「金系201」。
生育は順調で揃いも良い。例年よりかなり進んでいます。


越冬時に生育が進みすぎると心配なのはトウ立ちです。
これまで、実際に結球前にトウが立ってしまった経験はありません。
キャベツは10月から6月に入るまでの長期収穫を目指しています。果たしてどうか。