里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

暖冬異変はアスパラ菜にも

2024年01月11日 | 畑:花菜類

この時期になって、アスパラ菜の生長が頗る良い。


1週間ほど放置していたところ、すごく伸び花盛りになっていました。


今年のアスパラ菜は少し遅めの種播きながら11月早々から主枝(親茎)を穫り始めました。
11月半ばから子茎(1次側枝)が穫れ始め、12月半ばからは孫茎(2次側枝)が穫れています。
現在穫れているのは殆どが孫茎で、出だしから伸びが良かった。
孫茎になると、株の力が落ち気温も下がってくるため伸びは鈍くなってきます。
この時期になれば少し細身になり丈が短くなってくるのが普通です。それが今年は全く変わらないのです。


むしろ長く伸び茎も太くなっているようにさえ見えます。


株の勢いが保たれていることもありますが、やはり一番は天候なのでしょう。
アメダスデータを少々調べてみました。
1月になり上旬の10日間で最高気温が10℃以上の日が5日、5℃以下は1日だけでした。
ちなみに昨年は最高気温10℃以上の日は0日、5℃以下は4日、一昨年はそれぞれ0日、6日でした。
明らかに気温の高いことが分かります。ほぼ12月上旬の気温です。
例年なら多少収穫の間隔が開いてもこれほど生長し花が咲くことはなかったはずです。
子茎は2、3芽で切るようにしていますが、孫茎も同様に2、3芽残しで切ります。
この株を収穫してみます。


この孫茎を切ります。


切った後。わき芽が2芽残しになっています。


数本切りました。まだ数本以上残っています。これから切り跡がさらに増えていきます。


孫茎はからはひ孫の茎(3次側枝)が伸びてきます。
過去には春先まで穫ったこともありますが、それは稀なこと。今年は果たしてどうか。
アスパラ菜は多少花が咲いても問題ないもののさすがに咲きすぎ。しかし、食べるのに支障はありません。
数株穫ってみました。


長さも太さも子茎と何ら変わらず、孫茎でこのくらいのボリュームになることはそうありません。
大量の収穫になります。処分は助っ人に任せます。
何度か霜には当たっているのですが、耐寒性がどの程度付いているのか。
アスパラ菜は急激な強い霜には弱い。この暖冬傾向、何時まで続くのでしょう。