里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

暖かすぎる冬の秋キャベツ、冬キャベツ、春キャベツ

2024年01月07日 | 畑:葉菜類

いよいよ厳寒期に入ろうかというこの時期、当地は例年にない暖かさです。年明け後も降るのは雪ではなく雨。
今、畑にある3種のキャベツの様子も例年とは少し異なるようです。
これが秋キャベツ。


品種はトーホク種苗の「あまいキャベツあまみさき」。
年内に終わるかと思いきや大分残っています。


秋キャベツは極早生の「あまいキャベツ愛心(あいごころ)」を10月10日頃から穫り始めました。
それに引き続き11月半ばから穫り始めたのがこの「あまいキャベツあまみさき」。
がっちりと結球し大玉になっています。


例年なら凍害で多少の傷みが出る頃です。今年は何度か強い霜に当たるも一寸した変色程度。


かといって裂球もありません。穫って一皮剥けば頗る綺麗。


ずしりと重く2㎏以上。名前のとおりますます甘く軟らかい。
これが冬キャベツ。


品種は分りやすい名称の「寒玉キャベツ」。
すでに完全結球しています。
直ちに穫り始めて良い状態ながら秋キャベツを穫り終えていないので、まだ手つかずです。


この品種は雪中甘藍としても穫れる品種ですが、今冬は未だ積雪カウントゼロ。
がっちりと結球すると寒玉キャベツと言えども凍害を受けやすくはなります。
この品種は低温下ではアントシアニンの色素が色濃く出るのが特徴です。
厳冬の年だと今頃でもかなり紫色になるのですが、今年は僅か。


春先まで穫るので急ぎはしませんが、どうなるでしょう。
こちらは春キャベツ。


品種は「金系201」。
収穫の目安は4月20日頃。早い年で4月半ば。
生育の進度は想定よりかなり早い。


土寄せしてからまだ1ヵ月も経っていません。
キュウリの跡地なので追肥はしていないのですが、大きくなっています。


生育が進みすぎて心配になるのはトウ立ち。
過去に実際に結球しないままトウ立ちした経験はありません。心配が杞憂に終われば幸い。