里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

茎立ち菜の先陣「つぼみ菜」の収穫を始める

2021年03月08日 | 畑:花菜類

茎立ち菜の先陣を切って「つぼみ菜」の収穫を始めました。
正確な品種名は「三陸つぼみ菜」。


広く言えばナバナ類ですが、茎立ち菜(とう立ち菜)を3種作っています。
「仙台雪菜」「かき菜」「三陸つぼみ菜」の3種。
何れも10月15日に直播き。厳冬でしたが、ほぼ順調に生育しました。
「仙台雪菜」は当地方のいわゆる伝統野菜です。葉物としても食べられますが、茎立ち菜として作っています。
「かき菜」と「三陸つぼみ菜」はよく似ています。
「かき菜」は在来アブラナの一種で、関東での呼び名です。
当地方では「つぼみ菜」の方が馴染みがあります。在来アブラナの一種から渡辺採種場で育成したのが「三陸つぼみ菜」。
「かき菜」や「三陸つぼみ菜」は他のナバナ類と違い、トウの花ではなく若い茎葉を食べます。「三重ナバナ」なども姿が似ています。何れも花が咲くようになってからでは硬くなり不味くなります。
ナバナと言いながら変と言えば変ですが、せいぜい蕾まで。
これまでは専ら「仙台雪菜」と「かき菜」を作っていましたが、比較も兼ねて「三陸つぼみ菜」も作ってみました。
この3種の中で、先陣を切ったのが「三陸つぼみ菜」です。


比較の結果は、「三陸つぼみ菜」が、はっきりとトウの伸びが早いことが分りました。


茎立ち菜の収穫としては、これまででも一番早いのではないかと思います。
すでにわき芽も旺盛に出ています。


現在の伸び具合を見ると、おそらく「仙台雪菜」「かき菜」と比べ1週間は早いと思われます。


すでに小さな蕾が見えます。名前のとおり「つぼみ菜」を地で行っています。


「かき菜」と比べるとはっきり蕾が出るのも早い。でも、茎葉は柔らかそうです。「かき菜」ではこのくらいになると硬くなってきます。


主枝を数芽残して切り、収穫しました。


収穫後。


主枝と同様にわき芽の伸びも早い。すでに蕾が見え始めているものがあります。
あっという間に収穫最盛になりそうです。


こちらは「仙台雪菜」。
ここに来て、姿の揃いがイマイチです。今年の種子は均一でなく雑ぱくなようです。
早いものは蕾が見えてきましたが、まだ伸びてきません。


こちらは「かき菜」。
トウが伸びてはきましたが、「つぼみ菜」に比べるとはっきり遅い。

「つぼみ菜」がこれほどはっきりと早くから穫れるのが分ったのは収穫です。