里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

古木の白梅と紅梅が見頃

2021年03月30日 | 古木管理

古木の白梅と紅梅が見頃です。


樹齢は推定百数十年。正確には分らないものの築130年の我が家と同年数以上であることは確か。
それ故、樹勢は弱っており咲き乱れるということにはなりません。
こちらは白梅。


3月半ばから咲き出し、今は盛りを少し過ぎています。


花梅と思われ、実はほとんど着けません。実取用の白梅よりも開花ははっきりと遅い。


今年の開花は例年より少し早く、昨年とほぼ同じです。


老木ゆえ幹の貫禄十分ではあります。


タマカタカイガラムシという害虫が付いたため思い切った剪定をしました。それが樹勢にも影響していると思いますし、花芽も少なくなっています。
それでも昨年春よりは多く咲いているようです。


もともと花数が非常に多い白梅です。


ここ2年ほど、まずはタマカタカイガラムシ根絶を優先しています。今のところ確認できませんが、問題はこれからです。

こちらは紅梅。


これも開花は例年より少し早く、昨年とほぼ同じ。


白梅より1週間~10日くらい遅れて咲きます。満開直前といったところ。
例年、この紅梅が満開の頃にソメイヨシノが咲き始めます。


この紅梅は幹に空洞が目立ち、白梅よりさらに樹勢は弱っています。


こちらまではタマカタカイガラムシに侵されなかったようで、剪定を抑え、できるだけ若枝を伸ばしています。


花数は少なく寂しい感じですが、多少復活の兆しが見えます。
花びらは八重。


紅色は濃いので、昔のように沢山咲けば見事ですが、望むのは無理でしょう。
古木の管理は難しい。


これは家裏にある実取用の白加賀。
10日前には満開になっていました。今は大分散ってきました。


この梅に最初にタマカタカイガラムシが沢山付きました。思い切って枝を切ったので、寂しい花になっています。しかし、何とか持ちこたえたようです。


これは品種不肖の雑梅。
こちらは3月半ばに満開になっていました。これはその時のもの。


古い木でほとんど放任です。


それでも実は小さいながら沢山着き、漬け梅として十分使えます。