里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

みちのくに早春を告げる福寿草

2021年03月02日 | 野山

福寿草の花がほぼ咲き揃いました。
半月ほど前には数株咲いているのをすでに確認していました。
今年は厳冬なので遅いかと思えば、以外に早い。
半月ほど前から数日間の春の陽気があり開花を促したでしょうか。フキノトウとほぼ同じです。
日当たりの良いところから咲き始めます。
庭ではこれが一番最初に咲いた福寿草。
半月前には咲いていました。すぐそばの置き石が気温を上げているためでしょう。


ここに昨年イノシシが侵入して荒らされ、大分少なくなりました。
荒らされた跡がまだ残っています。
辛うじて生き残った福寿草。


今、庭にはまとまって咲いているところがなく、散在しています。
庭というわりに色んなものが勝手に生えているのはご愛敬。

福寿草と竜の髭や藪柑子が一緒に生えています。

こちらは裏山の土手。
南斜面になっていますが、立木もあるので、やはり日当たり具合で出方が違い、遅いところは咲き始めたばかり。


この辺りは半月前にすでに咲いていました。


ここもイノシシに荒らされて大分減っています。
もっとまとまって咲いていました。
周りには竜の髭が群生しています。イノシシはこの竜の髭を株ごとひっくり返すので始末が悪い。
左側の穴はイノシシが掘り起こしたもの。


イノシシから辛うじて免れた福寿草。


竜の髭は、この辺りでは通称猫玉。福寿草は竜の髭には劣勢です。


蕾から満開までの福寿草。


このように福寿草と竜の髭の群青の実が共演するのも悪くありません。


この辺りでは福寿草が春を告げる野草です。
雑草の花はしばらく前から見えていますが、福寿草は別格。
芽が出て咲き始めの福寿草は特に可愛らしい。


福寿草は茎がほんの少し伸びただけで、葉が出る間もなく花が咲いてきます。その後から茎が伸び葉が展開していきます。
花の色は名の通り寿色というのが相応しい。
全部が満開になるのも間もなくですが、咲き始めの頃がやはり福寿草らしい画になる姿です。