里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

牡蠣を水墨画で描く

2021年03月07日 | 水墨画:風景他
本画仙 色紙

牡蠣を水墨画で描きました。
このたびは県北沿岸部の震災復興の地を訪ねました。
その折り、南三陸町で美味しい牡蠣汁をいただいたので、殻付の生牡蠣を描いてみました。
リアス式海岸の南三陸は大津波により甚大な被害を受けました。海から山が近く平地が少ないため、町の中心部が壊滅的な被害となったのです。
基幹産業の漁業も計り知れないダメージを被りました。
当県の松島湾以北の沿岸部は牡蠣の養殖で知られ、生産量は広島県に次ぎます。
また、石巻湾を中心に種牡蠣の生産も盛んで、県内のみならず多くの他県に出荷され牡蠣養殖を支えているのです。
巨大津波の影響をまともに受けた産業なので、復活への努力は想像を絶するものがあったに違いありません。頭が下がる思いです。