里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

デコポンを墨彩画で描く

2021年03月24日 | 水墨画:菜果
本画仙 色紙

デコポンを墨彩画で描きました。
デコポンを頂いたので描いてみました。
デコポンが出回り始め、私たちの口に入るようになってどのくらい経つでしょうか。10数年になるでしょうか。
ボリュームがあって皮が剥きやすく、甘味と酸味のバランスの良い美味しい柑橘というのが第一印象でした。
デコポンとは、その姿と相俟ってユニークな品種名と思ったことでした。
それが、デコポンは品種名ではなく登録商標と知ったのは近年です。
ちょっと調べてみると、熊本果実連が柑橘類のシラヌヒ(不知火)系に登録商標を所有しており、シラヌヒ系のうち、品質基準(糖度13度以上、酸度1度以下)を満たしたものだけがその名を使用することができるとされます。
元々は国の研究機関が「清見」と「ポンカン」を交配させて生まれたものながら、見た目が悪く育てにくいことから品種登録をしなかったと言います。
今や、その特徴ある見た目からデコポンと広く知られるようになったのですから分からないものです。