里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

寒玉キャベツは紫色が取れてきた

2021年03月13日 | 畑:葉菜類

寒玉キャベツを盛んに収穫しています。


寒玉キャベツを3月に盛んに穫っているというのも変な話しですが、1月になってからも秋キャベツを穫っていたため冬キャベツへ切り替わるのが遅くなりました。
品種名そのものがトーホク種苗の「寒玉キャベツ」。


この品種は雪中でも作ることができます。当地でも今年は降雪の回数は多かったもののせいぜい数センチまでで、1日で溶けることが殆ど。雪中と言うまでには至りませんでした。
しかし、寒さは厳しく、-10℃近くまでたびたび下がりました。
そのため、寒玉キャベツは例年にも増して特有の綺麗な紫色になりました。
厳寒期には寒玉キャベツの葉はアントシアンが出て紫色を呈するのです。(これが厳寒期の寒玉キャベツ
2月には春並の陽気の日がたびたびあり、3月になると一気に春めいて、当地でも最低気温が氷点下にならない日も出てきました。
ここに来て、寒玉キャベツの色がはっきりと変ってきました。


結球のアントシアンの紫色が取れてきたのが分ります。


寒玉キャベツはまだかなり残っています。
下葉は枯れ上がってきました。これは寿命です。


中心の葉はしっかりしています。


収穫は当分続きます。
穫ってみました。


寒玉キャベツは硬いので主に炒め物や煮物が適するとされます。
しかし、生でも問題なく食べられます。細切りで食べてみると、それほど気になるものでもありません。甘味、旨味は十分です。
この品種は3年目ですが、以前の品種より中肋が太くなく繊維もあまり硬くないようです。

こちらは春キャベツ。


結球の立ち上がりが目立ってきました。例年、この辺りの春キャベツの収穫は4月下旬からですが、少し早まるかもしれません。