里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

仙台雪菜の茎立ち菜を穫り始める

2021年03月16日 | 畑:花菜類

仙台雪菜の茎立ち菜を穫り始めました
早い株は1週間ほど前に蕾がかなり膨らんでいましたが、ようやくトウが伸びてきました。


茎立ち菜(とう立ち菜)は「仙台雪菜」「かき菜」「三陸つぼみ菜」の3種
作っています。
何れも10月15日に直播きしました。
「三陸つぼみ菜」は最も早く1週間余り前に収穫が始まりました。次いでこの「仙台雪菜」と言うことになります。株によるバラツキが大きいので「三陸つぼみ菜」より10日程度の遅れといったところでしょうか。
「仙台雪菜」は、当地方のいわゆる伝統野菜で、もちろん葉物としても作られますが、トウがおいしいので、昔から茎立ち菜として作っています。
3種の中では多分一番弱く、作りづらいと思います。厳冬の中でも欠株もなく、まずまずの生育となりました。 


しかし、今年の仙台雪菜は株ごとに草姿がバラついています。
この辺りの株は葉が大きく旺盛ですが、トウの伸びが遅い。

こちらの株はトウは伸びてきていますが、葉が奇形ぽい。


そもそも仙台雪菜は交配種ではないので100%綺麗に揃うのは無理ですが、それでもちょっと多すぎます。もっともそれなら市販の種ではなく自家採種したらと言われそうですが。
株自体は大株になっているので、量は穫れそうです。
昔から通常よりも早まきして大株にし、花芽の数を多くするように作っています。大株にすると寒さには弱くなると言われますが、今年の厳冬でも枯れ葉は殆ど出ませんでした。
収穫開始は暖冬だった昨年とほぼ同じです。今年は厳冬だったので遅れると思いきや、そうでもないようです。
今年は厳冬ながらも2、3月にしばしば春並の気温になったためと思われます。
「仙台雪菜」の茎立ちは「かき菜」や「つぼみ菜」と違い、花が咲いても問題なく美味しく食べられます。でも蕾のうちに穫るのが一番です。
主枝のトウは丈が伸びにくいので、少し短めで穫ります。
花芽がまだ小さくトウが伸びないうちに主枝を摘んでわき芽を伸ばす方法も良いと思います。
この株は蕾が少し黄ばんできました。


これを穫ってみます。


すでにわき芽が沢山出ています。


数株穫ってみました。
「仙台雪菜」は葉が肉厚、濃緑で茎も軟らかく、美味しい。

これはつぼみ菜。
わき芽が盛んに穫れるようになってきました。


これはかき菜。
トウは伸び始めていますが、収穫にはまだしばしかかるようです。