2015年6月3日(水) 曇 (斜里町・民宿 ボンズホーム
~斜里町・ビジネスホテル「グリーン温泉」)

4時30分、宿を出発。霧で肌寒し。国道344号線(知床国道)を西に向かう。

4時35分、知床世界遺産センター。

道の駅 うとろ・シリエトク。

ウトロは、知床が世界遺産になったおかげで、一気に観光地化した感じ。羅臼が入りづらいのに対して、ウトロは網走から観光バスで容易に入ってこられる(札幌―ウトロ間の直行便もあるという)。
4時40分、オホーツク海沿いになって、この旅ではじめてハマナスを見た。


ルピナス。

4時50分、ウトロトンネル(378m)。

5時10分、オホーツク海は霧の中。海岸に沿って行く。寄せる波だけが騒ぐだけ。岸辺にオジロワシが2羽いて、写真を撮ろうとしたら逃げられてしまった。


5時30分、落石防護工事。観光バスが通るようになり、こういう危険な個所はあってはならない、ということ。

5時35分、三段の滝の手前で不思議な旅人に出会った。リヤカーのごとき車にい荷物を積んで逆向きに押していて、こちらが手をあげて「こんにちは」と挨拶をしても、一瞥もくれずにスタスタと言ってしまった。これまで約8000㎞歩いてきたが、歩きの旅人同士で全く無視されたのは初めてだったので、ちょっと驚いた。人間が嫌いなのか? 何のために旅をしているのかな?

5時40分、三段の滝。


川は、オショコマナイ川。アイヌ語で「川尻が岩盤の上にある川」の意、と。


その先に標識。斜里まで33㎞。

6時、弁財湾、霧の中。

すぐに、オシンコシントンネル(445m)。

中は、ガード柵のついた歩道があり安心。

6時10分、トンネルを抜けたところに、オシンコシンの滝。オシンコシンとは、「そこにエゾマツの群生するところ」の意、と。「日本の滝100選」に選定。




6時30分、このあたりも当然、「シカ注意」。

7時20分、「エゾシカ一時飼養施設」。つまり、エゾシカの駆除・有効活用(食用肉、革製品等の生産)事業の施設。


有効活用を待つエゾシカたち。


7時40分、こちらは野を駆け回るエゾシカ(中央の白い点々)。

何が何だかわからない霧の海を見つつ、ほぼ海岸線に沿って歩く。ウトロ側の川は、どれもこれも護岸工事や堰堤工事が施されていて、写真を撮る気が起きない。これまでに宿で出された料理や、外食で食べた料理のことなど考えながら歩く。
11時10分、田園地帯に入る。工事ダンプがかなり頻繁に走り、歩道のない細い道は避けづらい。

11時20分、海別から、ツーリングマップルに載っていた道が見てみたくて、一時、国道334号線から分かれて未舗装の道を辿り、無名展望台へ。展望台より。


展望台横の道路から、斜里まで、さらにその先まで、ずーっと一直線の道路が続く。これぞ北海道。

その一直線(国道344号線)の道を行き、
12時、閉校になった朱円小学校前を通過。115年前、1900年、明治33年、『坂の上の雲』の時代だ。

12時15分、奥蕊別川にかかる朱円橋を渡る。
奥蕊別川の名の由来――オ・クシ・ウン・ぺッ(o-kush-un-pet)それ《川》の・向こう・にある・川。海側から見て、海別川の「向こうにある川」、と。

あちこちからライラックの良い香り。

藤の花。

12時50分、左手に斜里岳。

13時5分、右手後方遠くの方に知床連山が見えるが、どれが羅臼岳なのかはもう確認できず。
JR斜里駅に近くなり、
ハマナス。

黄色いツツジは初めて見た。

駅周辺の市街地に入り、
14時、今日の宿であるグリーン温泉に着く。宿泊、素泊まり 4800円。
予定していた宿がまだ開設されていないことが分かり、観光案内所でもらったパンフレットを見て急きょ決定したのだが、正解だった。24時間入浴可能なので、3回入って、久しぶりに60000歩以上歩いた足を十分にマッサージした。モール泉とかいう薄茶色のお湯で、泥炭層から湧いているのだそうだ。とてもよく温まった。
2015年 第64日(佐多岬より126日)
歩数 60781歩 (佐多岬より累計 6444906歩)
距離 38.5㎞ (佐多岬より累計 4307㎞)
費用 5897円 (佐多岬より累計 576981円)
~斜里町・ビジネスホテル「グリーン温泉」)

4時30分、宿を出発。霧で肌寒し。国道344号線(知床国道)を西に向かう。

4時35分、知床世界遺産センター。

道の駅 うとろ・シリエトク。

ウトロは、知床が世界遺産になったおかげで、一気に観光地化した感じ。羅臼が入りづらいのに対して、ウトロは網走から観光バスで容易に入ってこられる(札幌―ウトロ間の直行便もあるという)。
4時40分、オホーツク海沿いになって、この旅ではじめてハマナスを見た。


ルピナス。

4時50分、ウトロトンネル(378m)。

5時10分、オホーツク海は霧の中。海岸に沿って行く。寄せる波だけが騒ぐだけ。岸辺にオジロワシが2羽いて、写真を撮ろうとしたら逃げられてしまった。


5時30分、落石防護工事。観光バスが通るようになり、こういう危険な個所はあってはならない、ということ。

5時35分、三段の滝の手前で不思議な旅人に出会った。リヤカーのごとき車にい荷物を積んで逆向きに押していて、こちらが手をあげて「こんにちは」と挨拶をしても、一瞥もくれずにスタスタと言ってしまった。これまで約8000㎞歩いてきたが、歩きの旅人同士で全く無視されたのは初めてだったので、ちょっと驚いた。人間が嫌いなのか? 何のために旅をしているのかな?

5時40分、三段の滝。


川は、オショコマナイ川。アイヌ語で「川尻が岩盤の上にある川」の意、と。


その先に標識。斜里まで33㎞。

6時、弁財湾、霧の中。

すぐに、オシンコシントンネル(445m)。

中は、ガード柵のついた歩道があり安心。

6時10分、トンネルを抜けたところに、オシンコシンの滝。オシンコシンとは、「そこにエゾマツの群生するところ」の意、と。「日本の滝100選」に選定。




6時30分、このあたりも当然、「シカ注意」。

7時20分、「エゾシカ一時飼養施設」。つまり、エゾシカの駆除・有効活用(食用肉、革製品等の生産)事業の施設。


有効活用を待つエゾシカたち。


7時40分、こちらは野を駆け回るエゾシカ(中央の白い点々)。

何が何だかわからない霧の海を見つつ、ほぼ海岸線に沿って歩く。ウトロ側の川は、どれもこれも護岸工事や堰堤工事が施されていて、写真を撮る気が起きない。これまでに宿で出された料理や、外食で食べた料理のことなど考えながら歩く。
11時10分、田園地帯に入る。工事ダンプがかなり頻繁に走り、歩道のない細い道は避けづらい。

11時20分、海別から、ツーリングマップルに載っていた道が見てみたくて、一時、国道334号線から分かれて未舗装の道を辿り、無名展望台へ。展望台より。


展望台横の道路から、斜里まで、さらにその先まで、ずーっと一直線の道路が続く。これぞ北海道。

その一直線(国道344号線)の道を行き、
12時、閉校になった朱円小学校前を通過。115年前、1900年、明治33年、『坂の上の雲』の時代だ。

12時15分、奥蕊別川にかかる朱円橋を渡る。
奥蕊別川の名の由来――オ・クシ・ウン・ぺッ(o-kush-un-pet)それ《川》の・向こう・にある・川。海側から見て、海別川の「向こうにある川」、と。

あちこちからライラックの良い香り。

藤の花。

12時50分、左手に斜里岳。

13時5分、右手後方遠くの方に知床連山が見えるが、どれが羅臼岳なのかはもう確認できず。
JR斜里駅に近くなり、
ハマナス。

黄色いツツジは初めて見た。

駅周辺の市街地に入り、
14時、今日の宿であるグリーン温泉に着く。宿泊、素泊まり 4800円。
予定していた宿がまだ開設されていないことが分かり、観光案内所でもらったパンフレットを見て急きょ決定したのだが、正解だった。24時間入浴可能なので、3回入って、久しぶりに60000歩以上歩いた足を十分にマッサージした。モール泉とかいう薄茶色のお湯で、泥炭層から湧いているのだそうだ。とてもよく温まった。
2015年 第64日(佐多岬より126日)
歩数 60781歩 (佐多岬より累計 6444906歩)
距離 38.5㎞ (佐多岬より累計 4307㎞)
費用 5897円 (佐多岬より累計 576981円)