そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

2014年 徒歩の旅 第27日 倉敷市・倉敷ユースホステル へ

2016年01月08日 | 2014年太平洋側の旅-前半
4月6日(日) 曇のち小雨のち晴 (福山市・つちや旅館
                         ~倉敷市・倉敷ユースホステル)





5時、出発。夜来の雨はあがっていたが、予報では最高気温で11℃。ダウン着用。今日も国道2号線を行く。

出発後、20分くらいであたりが明るくなってくるのは、旅の初めの九州とは大違い。地理的に東方に向けて歩いてきていることと同時に、何より1か月の季節の移ろいを感じる。

5時50分、東福山駅入口を通過。


7時、岡山県笹岡市に入る。鹿児島から7県目。


路傍に縣界標。


7時10分、用之江。倉敷まで33kmの表示あり。


7時30分、城見トンネル、115m。


7時45分、生江浜(おえはま)。入り江の向こう側に、桜並木が見える。


金浦橋を渡ってしばらく行くと、朝日が背中からあたって、海に自分の影が映っている。


8時、JR笠岡駅通過。この写真は、駅の反対側の笠岡港。


8時10分、城山トンネル(265m)。


8時40分、里庄町に入る。


このあたりは、天然記念物のカブトガニの繁殖地、だそうである。


10時40分、金光町。菜の花の向こうに桜。桜がまだしっかり咲いているのは、山間だからか。




10時50分、金光教本部あたり。




10時55分、短い金光トンネル。


11時5分、浅口市。頭上は晴れて青空。


11時10分、唐船。建設中の高架の道路の下を通って倉敷市に入る。


もう海棠が咲いている。


このあたりバイパスの2号線(自動車専用道路)と旧の2号線(429号線)との合流点で歩道を失い、しばらく不確かなままで歩くが、運よく通行人に聞いて事なきを得る。


途中、にわかに黒雲が迫り、雨が降ってきたので、民家の軒下で雨宿り。短時間で再び頭上は青空に。

11時55分、道口川にかかる幹橋。

玉島市街を抜け、

12時30分、高梁川に出て、河岸を行く。寒風強し。




12時45分、霞橋上流の人道橋を渡って、




さらに土手下の歩行者自転車道を行く。




大西にて2号線と合流。その後は一目散

笹沖の交差点で、倉敷市役所への本通りに左折。

倉敷ユースホステルの詳しい位置がわからず、市役所裏の公園で小休止。隣のベンチで煙草を吸っていた青年に尋ねたところ、こころよく、しかも親切にユースホステルの場所をスマホで調べて、懇切丁寧に教えてくれた。有難い。
この旅でも、ここまで何人の人に助けられたかわからない。特に、宿の場所、バイパスと人道の分岐点等々不明な点が多く、また、自分の持っている地図も、7年前の旅の時に買った『ツーリングマップル』で情報が古く、さらに14万分の一で大まかなため難儀する場面がままある。とりわけ山陽地方は自動車専用道路のバイパスがあって、歩行者が通行できない道路が多く消耗甚だしい。出発前に、スマホを買えば便利だと教えてもらったのだが、旅は少し不自由なくらいが丁度いいと判断し、買わなかった。困った時には人に尋ねることにしているが、ザックを背負った旅人には誰もが親切だ。少しの不自由と引き換えに多くの好意を得ている。

教えられたとおりに進み、桃が満開の坂を上ったところにユースがあった。


15時30分、ユースホステル着。宿泊、素泊まり 3024円。


体が冷えきっていたので早く風呂に入りたかったが、沸かしても冷めちゃうから他の人たちが到着してから沸かすとのことで、結局入れたのは約4時間後の19時20分だった。ユースのオーナーもいろいろである。

ユースの窓から、倉敷市街、駅付近の夜景。


歩数  63965歩  (累計  1474292歩)
距離  43km    (累計  959km)
費用  3849円   (累計  137669円)

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