そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

2014年 徒歩の旅 第54日  湖西市・ビジネスホテル まさごへ

2016年02月25日 | 2014年太平洋側の旅-前半
5月3日(土) 晴 (伊良湖町・オーガニック宿まるえい
                      ~湖西市・ビジネスホテル まさご)






今日は「ふんばりどころ」の50㎞超の歩きである。

4時、宿を出る。あたりは暗く、たくさんの星が輝いている。明けの明星の金星がひときわ大きい。ヘッドランプを着用し国道259号線(田原街道)を行く。

4時25分、伊良湖風力発電所。東天が明るみを帯びてくる。


4時55分、一本道が続く。


空は徐々に明るさを増し、




5時10分、山の端より朝日が登る。


6時20分、道の両側は、ビニールハウスやキャベツ畑だ。遠くに渥美火力発電所と風力発電所が見える。






7時15分、宇津江で、自転車の中年男性に道を尋ね、そのあとしばらく一緒に歩く。毎日の自転車の走行距離が日本一周のどのくらいの距離に相当するかを示すパソコンのソフトがあるそうで、バーチャルで日本を一周した、と言っていた。だいたい8千数百㎞だそうだ。

道は半島の北側の海岸線を通る。この辺りは三河湾の中でも渥美湾と呼ばれている。海は澄んでいて、海底が見える。漁師の船も浮かんでいる。




国道259号線の一段下の海岸線の通りなので、ちょうど日陰になり、涼しい。




馬草口から、再び内陸部に入っていき、単調な道を行く。

非常に暑くなり、傘を日傘にしてさして歩く。

道路は急激に車で混雑し始める。連休後半のためだろう。

9時25分、早朝4時からの行動と暑さのため、草臥れて眠くなり、「50㎞超」にもかかわらず、とうとう汐川橋横の小公園のベンチですやすや‥‥昼寝20分間。

9時55分、「道の駅 田原めっくんはうす」。「めっくん」は「芽っ君」で野菜の芽を意味する、とか。人はたくさんいたが、自分にとってはとりたててめぼしいものもないようなので、トイレおよび飲料水の補給で通過。

10時20分、田植えの真最中。


11時、豊橋市へ。


とにかく、「50㎞超」が頭にあるゆえに、単調な道を歩く、歩く。

途中、国道259号線がバイパスになり、道を失って、3人に尋ねながら、


14時、梅田川を渡り、県道31号線へ。

さらに田園地帯を歩き、

14時20分、国道1号線に出る。これでようやく渥美半島を歩き終わったことになる。

14時35分、JRの新幹線と東海道本線のガードをくぐると、旧東海道。


石柱の道標あり。一面に「伊良胡阿志両神社道」、もう一面に「右 東海道 豊橋一里半」、裏面に「たかし 老津 田はら 野田 ふく江 いらこ道他」と刻まれている。




14時40分、JR二川駅。
駅前のロータリーに道標。「當國三十三所 二番」、「まわり道 通貫十六丁」、「是 岩屋 八丁」などと刻まれている。


二川宿案内板。




14時50分、豊橋市二川宿本陣資料館。まあ、今日の行動の目鼻はついただろう。30分ほどだが見学して行く。400円。


















お定め書きの類。






明後日は端午の節句。






16時10分、静岡県、湖西市に入る。13府県目。


JR新所原駅前を左折し、

16時40分、宿に着く。宿泊、素泊まり 4500円。

12時間以上の行動か、よく歩いたわい。今日はともかく暑かったので、途中でペットボトル、アイスクリーム、白玉あんみつ、とりわけ牛乳などを、自販機やコンビニでちょこちょこと買って飲食した。

歩いてみて、知多半島と渥美半島の産業の違いを感じた。知多半島は、かなり南の方まで工場が見られ、その先は漁港だったが、渥美半島は、伊良湖が観光産業と言える程度で、あとは野菜や果物など圧倒的に農業だ。中京地域への農産物の供給地、というところか。

歩数  73448歩    (累計  2766052歩)
距離  51㎞       (累計  1794㎞)
費用  7130円     (累計  299579円)

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