そぞろ神の物につきて―日本列島徒歩の旅の記録

  (2008年 日本海側)
  (2011年 四国八十八ヶ所)
  (2014・15年 太平洋側)

2014年 徒歩の旅 第24日  東広島市・西条駅前ユースホステルへ

2016年01月04日 | 2014年太平洋側の旅-前半
4月3日(木) 晴のち雨 (広島市・ユースホステル レイノイン広島平和公園~
                       東広島市・西条駅前ユースホステル)





5時30分、出発。明けの明星がポツンと東天に光っている。
ゆうべは深夜に外国人の親子連れが泊まりに来て、ちょっとうるさかったが、そのまま眠ってしまった。

宿近くのコンビニにておにぎりと牛乳で腹ごしらえをし、今日は三原までの歩き。足の痛みはだいぶよくなっている感じ。
空気は暖かく、念のために着て出たダウンジャケットはすぐに脱ぐ。

5時55分、国道2号線に合流し、東進する。

6時25分、太陽が昇ってくる。


6時45分、東雲屋内プール横を通過。休館日が、火曜日と年末年始のほかに「8月6日」とあるのが、いかにも広島だと感じた。



7時、猿猴川にかかる黄金橋を渡る。
河口方面には小さな船がたくさん停泊していた。




川の向こうにはマツダ自動車の本社工場。


橋を渡るあたりからものすごい通勤車のラッシュ。天下の国道2号線である。おそらく国道1号線も同様であろう。しかし、太平洋側を行く以上、こういう状況を通り抜けない限りは、東北・北海道の大自然の中を歩くことはできない。




7時40分、海田町に入る。


7時50分、JR山陽本線とJR呉線が交わる海田市駅の先の昭和町公園にて小休止。
満開の桜だが、よく見ると少し散り始めている。




8時30分、山陽新幹線の下を通過。2号線のラッシュはやや緩和されてきたようだ。高速やバイパスや脇道が混んできているのかな。


瀬野川に沿って2号線を行くが、途中で河川敷に遊歩道がつくられているのを見て、そこを歩くことにする。


8時35分、人道橋を渡って対岸へ。


自然の多い気持ちのよい河川敷を歩く。




澄んだ水の中に小魚の影。


春爛漫の風情。




右から順に、山陽本線、瀬野川、国道2号線が並行している。


徐々に山が迫ってきて、里山風の地域に。


9時25分、小さな休憩所。小休止。桜はだいぶ散っている。「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは。雨に向かひて月を恋ひ、垂れ込めて春の 行方知らぬも、なほあはれに情け深し。」(『徒然草))といった感じか。雨ではないが。


きれいな川のための努力。




9時50分、河川敷が行き止まりになったので、寺橋にて2号線に戻る。




10時20分、貨物列車通過。




10時50分、龍善寺で鯉のぼりを見る。


11時10分、石積みの段畑の向こうを




山陽本線や貨物列車。




だんだんと上流の気配がただよう。




11時40分、緩い蛇行の登りの先で、峠を越えて東広島市に入る。


歩道のない2号線を大型のトラックがしきりに通る。




12時40分、右折する2号線と別れて、486号線を東広島市街方面へ行く。


13時45分、西条は、京都の伏見、神戸の灘と並ぶ有名な酒の街。「酒都西条と。


大型量販店などが並ぶ郊外から市街に入り、

14時55分、JR西条駅へ。


15時、西条駅前ユースホステル到着。チェックインは16時からだが、ご好意で休ませてもらった。

早速シャワーを浴び、その後はくつろいでオーナーとよもやま話など。ユースは、前年の10月にオープンしたばかりだそうで、何もかもが清潔であった。鄙びた宿もいいが、きれいな宿もいいもの。
また、オーナーも感じの良い親切な人だった。国道2号線のあまりの車の多さにうんざりし(山陽工業地帯を貫いている大動脈なのだから、当然のことなのだが)できれば少しでもルートを変更したい旨を言い、多少のアップダウンはあるものの、オーナーの提案を受けて途中までは県道59号線を行ってみようということになった。そして、分かりやすいようにと地図のコピーを作ってもらった。
夕刻、雨が降り出す。宿泊、素泊まり 2900円。

歩数  52741歩  (累計  1302040歩)
距離  34.5km  (累計  842km)
費用  6051円   (累計  122254円)





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