山の会の例会で海の日の3連休を利用して長野県の蓼科山(2,530m)に登った。蓼科山は僕にとっては2度目の登山だ。諏訪富士とも呼ばれ、北八ヶ岳の最北部にあって独立峰のように聳える名峰だ。
土曜日に白樺湖畔の宿に入り、翌日、蓼科山北側の七合目一の鳥居から登り始めた。天気が良くて、高原の清涼な空気がうまい。時折、心地よく頬を撫でる風もあり、最高に気持ちのいい朝だった。日本百名山だけあって、途中、多くの登山者と出会った。山頂で八ヶ岳連峰、富士山、南アルプス、御嶽山、北アルプスなどの眺望を堪能してから昼食をとる。
下りは南側の女神茶屋に向けて下る。大きな入道雲が発達して不吉な予感。雷の音が聞こえ出したかと思うと、下山口の手前で雷雨に捕まってしまった。あとは宿に戻って風呂に入ればいいだけだったので、雨具を出さずに濡れるにまかせて歩き続け、ずぶ濡れになって下山口に降り立った。