風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

国境なき医師団日本会長、加藤寛幸さんの生き方

2017-03-02 | 健康


 今朝、ラジオ深夜便「明日へのことば」で特定非営利活動法人 国境なき医師団(MSF)日本会長の加藤寛幸さんの話を聴いた。
 加藤さんが迷いを感じながら医者として第一歩を歩み出す日に、たまたま空港のテレビで国境なき医師団の映像を見て、自分の進むべき道を見つけたのだとか。偶然とはいえ、人生航路の不確実性の機微だ。しかし国境なき医師団の門戸は固かった。語学力のなさ、医師としての経験のなさのために2回、採用を拒まれる。オーストラリア留学やタイのマヒドン大学熱帯医学校などで小児救急、熱帯感染症の経験を積み、初チャレンジから10年目、3度目の挑戦でようやく国境なき医師団に迎え入れられた。その後、軸足を国境なき医師団に移すことを決断し、勤務医を辞めてアルバイトの形で日本で医師として仕事をしながら海外の紛争地域などで医療活動を続けられた。
 これまでにスーダン、インドネシア、パキスタン、南スーダンなどへ赴任され、主に小児医療を担当された。エボラ出血熱の医療活動での緊迫感あふれる話は想像以上だった。東日本大震災の緊急援助活動にも従事された。世界に誇れるすごい日本人がいる。朝からいい話を聴いて、とても爽やかな気持ちになった。


Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする