あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

かがくいひろし作「おもちのきもち」を読んで

2024-08-31 08:52:03 | Weblog

 

照る日曇る日 第2101回

 

我が家でも親戚一同が集まるお正月におもちつきをいまして、つきたての美味しい美味しいあんころもちやきなこもちを頂戴したりするのですが、この鏡餅クンには参った、参った。

 

いつかは自分も食べられてしまうのではないかと心配して、なんと大だっそうをするのです。つまりおもちにはおもちの気持ちがあるという大発見。これが飛躍の第一です。

 

第二は、脱走に疲れたので自分で自分を食べ始める! まるで蛇が蛇を食べるみたいに。

 

そして3番目は、これがフィナーレにもなるのですが、数日後に浮き輪のように固まってしまった鏡餅クン!

 

これが50歳で絵本作家としてデビューしたかがくいひろしさんの第1作というのですが、それだけの内実がしっかりとつまっていたのですね。

 

生産性ゼロとかいわれる人たちが福祉で働く人を支える 蝶人

 

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