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あまでうす日記

あなたのために毎日お届けする映画、本、音楽、短歌、俳句、狂歌、美術、ふぁっちょん、詩とエッセイの花束です。

西暦2022年師走蝶人映画劇場その3

2022-12-18 09:24:35 | Weblog

西暦2022年師走蝶人映画劇場その3

 

闇にまぎれてtyojin cine-archives vol.3098~3107 

 

1)カーティス・ハンソン監督の「LAコンフィデンシャル」

1997年の警察醜聞内幕物。撃ち殺されたはずの刑事が生き延びたりして粗い粗筋だがベイシンジャーがえろっぽい。LA警察はよく映画やテレビに登場して酷い内情が描かれるが、本当なんだろうか?

 

2)ウィリアム・ディターレ監督の「ジェニーの肖像」

ジェニファー・ジョーンズとジョセフ・コットンの不滅のラブストーリー。最後にジェニーの肖像画がカラーになるところが、なかなかよろしい。

 

3)マノエル・ド・オリヴェイラ監督の「アンジェリカの微笑み」

ポルトガルの巨匠マノエル・ド・オリヴェイラが2010年に撮った世にも不思議な恋の物語。

 

4)ニウ・チェンザー監督の「軍中楽園」

台湾軍の内部にあった「慰安所」で働く男女にハイライトを照てた超珍しい2014年の作品。長年に亘って秘密にされていた「娼館」の実態がこの映画に拠って初めて明るみに出されたという・

 

5)スティーヴ・マックイーン監督の「シェイム」

妹との複雑怪奇なトラウマを抱えた兄の葛藤を描いた2011年のどうでもいいイギリス映画ずら。

 

6)サミュエル・ベンシェトリ監督の「アスファルト」

2015年のおふらんす人情映画。イザベル・ユペールも売れない女優役で出ているが、なんというても突如マンションの屋上に着地してしまった宇宙旅行士とアルジェリア生まれのおばあさんとの絡み愛が絶妙で素晴らしい。

 

7)アレクサンドル・コット監督の「草原の実験」

全篇にわたって科白と音楽がない2014年のユニークなロシア映画。素晴らしいヒロインを軸にした草原での朴訥な暮らしが核実験によってねこぎにされるが、その衝撃的なラストがなくても見事な傑作である。

 

8)クリストファー・ノーラン監督の「インターステラー」

マット・デイモンも出る2014年のSF映画。科学技術の蹉跌が描かれていて貴重。

 

9)ウオシャウスキー兄弟監督の「マトリックス」

シリーズ第1作からして詰まらん。キンチョウ蚊取り線香のCMのほうが遥かにマシである。じつに詰まらん1999年のSF映画。

 

10)マイク・ニコルズ監督の「心の旅」

1991年の人世映画。この頃のハリソン・フォードは良かった。この映画に、過酷なビジネス世界に嫌悪してスーツを焼き棄てるシーンがあるはずと思ってみていたが、なかった。あれはどの映画だったのだろう?

 

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