建男神社に車を停めて傾山登山口まで歩く、三ッ尾尾根から三ッ坊主を越えて傾山、九折越で一泊して祖母山を越えて九合目小屋に泊って大障子、前障子を越えて建男神社に下った傾~祖母の完全縦走。
九州きっての縦走路は、岩場と言っても剱岳の岩場ほどではないし、奥穂~西穂の逆層スラブなどもない、しかし北アとか南アのように太い鎖も安全な足がかりも丈夫な梯子もない。
道標も、お節介すぎるアルプスとは全く違う、特に祖母から大障子を経て健男神社までは昭文社の山地図のポイントはコースにはまったく明記していなかった。
あくまでも登山は自己責任で、地図を読んで営業小屋などないコースを休憩なしで10時間歩き通せる体力と自分の意思で山に登る人しか歩けない潔さがあった。
絶対常人では登る事も出来ないアルプスの岩場も、お節介な鎖に足がかりのお陰で、名も知れぬ山の何気ない岩場の方が難易度が高い時がある。
両側がスッパリと切れ落ちた縦走路、特に最終日の祖母~大障子~前障子のコースは今のままで、お節介せずに残してほしいと感じました。
しかし、剱岳、西穂~槍は、整備し過ぎではないかい?
山ではなくテーマパークと化しているか?