リスペクトコラムです。
地元岡山と同じ川鉄というルーツが同じな神戸さんが揺れています。ロティーナ監督が解任されました。ロティーナ監督はまさにヨーロッパの名将。ヴェルディさんからセレッソさんと、いいチーム作りをされていて、神戸さんもそんなチームに立て直されるのかと思っていましたが、やはりダメでした。当ブログはチームの強さは監督に部分がかなり多いいと思っていますが、それとともにその監督の能力を十分に引き出すのがクラブだと思っています。
ネルシーニョ監督は他のクラブではなかなか目が出せなかったのに、J1柏では結果を出せるのか。それはクラブ側が監督の注文をしっかり聞いてあげている点も大きいと思います。アウェーの試合会場にもう1日早く到着したい。ああいいですよと、監督とクラブの強い連携ができている。だから、今季も5位と頑張っておられると思います。神戸さんは監督の責任だけではなく、そういう部分もあるんじゃないかなと思っています。
【なぜ三木谷会長の神戸で監督交代の”悪しき歴史”が繰り返されるのか…吉田氏3度目登板の”応急措置”で見えてこない再建ビジョン】
「守備を立て直したロティーナ監督を約3か月で解任。神戸の悪しき歴史がまたもや繰り返された。J1戦線を最下位でターンし、浦和レッズとの後半戦初戦でも敗れてから3日。ロティーナ前監督の解任と、強化部スタッフの吉田氏の新監督就任が発表された。」
「ロティーナ体制で喫した6つの黒星のうち、直近の浦和戦を含めて、確かに4つが零敗だった。しかし、三浦淳寛元監督、リュイス・プラナグマ・ラモス暫定監督のもとで9試合を戦いながらひとつもあげられなかった白星を、ロティーナ前監督は2つ、ともに4ゴールを添えて手にしている。永井SDの説明は説得力を伴わない。
何よりもロティーナ前監督は、ともに上位へ進出させた東京ヴェルディ、セレッソ大阪時代からまずは時間をかけて、緻密なポジショニングをベースにした守備戦術を浸透。その上で攻撃につなげていくチーム作りを標榜してきた。
神戸でも開幕以降の9試合で15失点と崩壊気味だった守備が、ロティーナ体制下の9試合で11失点に、そのうち6試合で1失点以下に立て直されつつあった。特効薬を望むのならば、ロティーナ前監督の招へい自体がそもそも間違いだった。」
「クラブ名称をヴィッセル神戸に変えた1995シーズン以降で、暫定監督や監督代行を含めて、吉田氏は延べ32人目の監督となった。再出発を果たして今シーズンで28年目だが、クラブの活動年数を歴代の監督数が上回っているクラブは、今シーズンのJ1でいえば神戸だけとなる。しかも、監督交代の頻度は2004年を境に大きく変化している。最初の9年間で7人、シーズン途中の交代が3度だった。対照的に2004シーズン以降の18年半で延べ25人に、シーズン途中の交代が20度に激増している。」
「フロントのトップに“我慢”が感じられないがゆえに、監督交代のたびに現場は混乱に陥ってきたのが現実。監督交代がうまく作用した例はないのだ。なのにまた同じ“失敗”を繰り返すのか。」
画面上ですが、久しぶりにロティーナ監督を見た時に、ずいぶん痩せられたなぁという印象でした。何かあったのか。ご病気でもないでしょうし、まさかストレスだったりして。その辺は個人的な想像だけです。しっかり守備は完成したが、攻撃ができなかったという事でしょうか。27年間で延べ32人ですか、確かに多いし、1年で3人監督が替わるというのも尋常じゃないですね。特に2004年以降は18年間で25人って、やっぱり多すぎでしょう。フロントトップが我慢できないと書いてありますが、やはりオーナーさんの鶴の一声で動いているんでしょうね。気になったので、歴代監督一覧をリスペクトしてみました。
2022年/J1/吉田孝行 ←ロティーナ ←ラモス(暫定) ←三浦淳寛
2021年/J1/三浦淳寛
2020年/J1/三浦淳寛←トルステン・フィンク
2019年/J1/トルステン・フィンク ←吉田孝行←フアン・マヌエル・リージョ
2018年/J1/フアン・マヌエル・リージョ←吉田孝行
2017年/J1/吉田孝行←ネルシーニョ
2016年/J1/ネルシーニョ
2015年/ J1/ネルシーニョ
2014年/J1/安達亮
2013年/J2/安達亮
2012年/J1/安達亮 ←西野朗←和田昌裕
2011年/J1/和田昌裕
2010年/J1/和田昌裕←三浦俊也
2009年/J1/三浦俊也←カイオ・ジュニオール
2008年/J1/松田浩
2007年/J1/松田浩
2006年/J2/松田浩←スチュワート・バクスター
2005年/J1/パベル・ジェハーク←エメルソン・レオン ←松永英機
2004年/J1/ 加藤寛←イワン・ハシェック
2003年/J1/副島博志
2002年/J1/松田浩←川勝良一
2001年/J1/川勝良一
2000年/J1/勝良一
1999年/J1/川勝良一
1998年/J/郡晴己←ベニート・フローロ
1997年/J/加藤寛(代行)←スチュワート・バクスター
1996年/JFL/スチュワート・バクスター
1995年/JFL/スチュワート・バクスター
前回の神戸さんの記事は2020年の天皇杯優勝でした。天皇杯優勝監督なのに、同じ年に三浦アツ監督に交代しており、あれぇ~と思っていました。最近は交代が多い傾向にありますが、その前はJ2降格のタイミングで多かったですね。「バルサ化を放棄した最下位・神戸。代表監督選びに、あるコンセプトを失った日本代表との共通点」というコラムがあったので紹介します。
国内ナンバーワンの予算規模を誇る金満クラブが最下位に低迷する。世界広しといえど、ここまで費用対効果が悪いクラブも珍しいとありますが、確かにそうですね。浦和さんもちょっとそれに似ている傾向があると思っていました。それでも今季は10位か。ロドリゲス監督頑張っていますね。選手は人間なので「モノ」「カネ」だけではダメで、「ヒト」「コト」が無いと上手く回らないという訳か。川崎さんしかりですね。どちらかと言えば、神戸さんにはいい「ヒト」の流れが余り来ないのかな。ちなみに、会見をしていた永井SDの以前流れた報道も見ています。
報道を見ると、三木谷オーナーは最下位に落ちたタイミングで、「僕が正直マイナスと思っていた」とか、低迷の原因の一つがオーナーご自身の関与の仕方だと自覚するコメントがあり、辞任めいた発言も出たようですが、結局元のさやに納まっていました。先日は柏戦での審判に文句を言われていましたね。これは個人的なアイディアですが、本当に一度クラブと距離を置いてみられたはいかがでしょうか。どうなるか見極めてみたらどうでしょう。イニエスタ選手の去就もどうのこうのと書かれてありました。来季はCスタでご対面(入れ違いというパターンもありますね)するのでしょうか。
個人オーナーといえば、地元岡山も同じような経営構造(米国の個人オーナー的なのか)になってます。三木谷さんは会社の経営者ですが、岡山はたぶん本当に一個人なのでしょう。1人の個人が公共財の筆頭株主になっている。これはどうなのかと昔から首をかしげています。地元岡山も、J1とか行った後に神戸さんのようにならない事を祈念しております。
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