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Jリーグへの道について34

2016-01-21 00:01:24 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 事例紹介コラムです。
 先日、Jリーグ入りを目指す新しいクラブ情報がネットに登場しました。よく見ると、何と「いわきFC」という昔どこかで見た名前。とにかくその昔は福島県は群雄割拠の時代があり、当ブログでも記事を書いたことがあります。群雄割拠だったから、今のJ3福島は「ユナイテッド」という名称なんだと勝手に思っています。そんな中で、県民クラブ一貫ではなく、また違う動きが出てきたんだなぁと。なるで愛媛県のように思いました。まずは、日刊スポーツの記事を抜粋して紹介。

 「アンダーアーマー」を日本で展開する㈱ドームの安田社長が13日に、福島県いわき市にサッカーJ1を目指す「いわきFC」を立ち上げ、都内で記者会見を実施。プロ野球個人だけでなく、サッカーチームの運営にも乗り出した㈱ドーム。福島県2部リーグだった既存の「いわきFC」と合流し、最速でのJ1昇格を目指すとか。
 今春いわき市にオープンする物流の拠点「ドームいわきベース」は約100億円を投じ、その拠点とともにサッカーチームを発足させ、スポーツで地域を復興、発展させていく方針。
 「いわきFC」の初年度の予算は2、3億円。将来的には「ブンデスリーガーのチームと対抗できるような100億円クラブを目指す」と安田社長。「いわきベース」とサッカーチームで100億円以上の投資だが「100億円で夢が買えたら安いもの」とコメント。「遅れている」という日本のスポーツ産業を欧米並に発展させたい強い思いが存在。 

 安田社長はいわき市を選んだ理由について「震災1週間後に支援物資を持って行ったのがいわき市小名浜。ガソリンがなく、そこまでしか持って行けなかった。自分たちが運んだサプリメントも喜ばれた。震災直後、外資系企業は逃避したが、本当は(被災地を)助けないといけない。当時、『自分に出来ることをやろう』とかみんな言ってたけど、次にやったこと、がれき受け入れの拒否。日本人の醜いところを見た。ただ強いチームではだめ。お金を生み出し、雇用を生み、地域の子どもたちに還元していく仕組みにしないと」とコメント。
 将来的にはサッカースタジアムを、いわき市中心部に建設する考えで、「最初は5,000人規模でも良く、拡張するスペースさえ確保しておけばいい。将来的にはスタジアムに遊ぶ場所、飲み屋、託児所などを入れて複合総合施設にしたい」との目標。安田社長はサッカーを通じて、いわき市を東北一の都市にしたいと考えているとか。
 この会見にはチーム運営会社の㈱いわきスポーツクラブの社長に就任したの大倉前湘南社長と、元オランダ代表で広島でプレー経験があるピーター・ハウストラ監督も同席。
日刊スポーツ該当記事:http://www.nikkansports.com/soccer/news/1591835.html

 まだ、よくわかりません。大倉社長のプロフィールを観たら、ありゃ、某黄色いチームの選手OBでした。ここにも何かしらの影響があったのですね。クラブビジョンには「いわき市を東北一の都市にする」「⽇本のフィジカルスタンダードを変える~魂の息吹くフットボール~」「教育と人材育成を中心に据える」と3つの文言がありますが、どうもピンときません。昔の「Jリーグ百年構想」にあった「スポーツで幸せな国へ」という価値観は余り見られないし、個人的にはよくわかりません。
 親会社の㈱ドームは、テーピングの取扱いからスタートし、現在はスポーツプロダクト(アンダーアーマー)やスポーツサプリメント(DNS)、パフォーマンスディレクション(ドームアスリートハウス)などの事業を展開されています。
 いわきFCのルーツは、いわき市出身で高校年代までサッカー経験のある向山聖也氏が2012年に設立したところからスタートしています。2013年に県リーグに参入し、3部西リーグで2部昇格ならず。その年の秋に「一社)いわきスポーツクラブ」として法人化。昨シーズン、3部東にカテゴリが変更され、2部昇格。昨年12月に、㈱ドームが一社)いわきスポーツクラブから経営権を取得。
 思うに、当ブログで思うスポーツ文化の価値観はいわきSCに残り、商業の部分だけがいわきFCに移り、現在の動きに至っているのではないでしょうか。今後はどうなるのかわかりませんが、そのうちにアメリカに視察に行ったりして、ネガティブな印象を当ブログで思う気がしてなりません。
一社)いわきスポーツクラブ公式HP:http://iwaki-sportsclub.or.jp/
いわきFC公式HP:https://iwakifc.com/
               
 ちなみに、福島の群雄割拠時代の事を紹介した昔の記事を探し出してみました。2008年の記事でした。当時の内容ですが、福島県は3地域に分かれており、Jリーグを目指す4つ?のクラブがありました。その中から福島ユナイテッドが最前列に出てきたようですが、いわきには当時から「いわきアビラーション」というクラブがあり、いわきクラブというNPO法人が活動しています。改めて、当時は福島県は騒がしかったのですね。現在は、福島ユナイテッドを中心に落ち着いているようであり、東北リーグ1部には福島県から他にバンデッツいわきいわき古河FCが所属していますが、どちらもJリーグを目指すとはっきりは謳っていない様子。
 いわきFCの登場で賑やかになりそうですね。動きとしては、愛媛県に似ている気がします。さて、愛媛しかり、こういう経営モデルがどうなっていくか注目していきたいと思います。
福島事情関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080211

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