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日本代表のこと・・・237

2014-06-21 07:31:38 | サッカー(日本代表、W杯等)

 留守録観戦レポです。
 この1週間、日本戦の日はドヨ~ンとした雰囲気がいつ晴れるのか、と思っていましたが、今日もダメでした。前回、「奇跡」と呼んでいたものも、今度は「超奇跡」になりました。なぜ勝てないのか、なぜ点が入らないのか、ずっと問いかけていて、ずっと溜息が出ていた1日でした。やはり、監督の部分なのか、そしてやはりドイツW杯に益々似てきました。ドイツの時はクロアチアと同じくスコアレスドローでした。そして第3戦で一番の強豪のブラジルと対戦し、ボコられました。まあ、あの時はブラジルがグループリーグ突破をまだ決めていなかった状況ではありましたが。夜のTV解説で、今日の試合っぷりを分析していて、惜しかった。前の試合より良かったと褒めていましたが、結果は結果。いくら内容が良くなっても、勝てなければ一緒です。
   
 当ブログ的には、香川が先発から外れたのは評価していました。でも、結果が出なかった。他に森重から今野に替わり、無得点に抑えたのは良かったのかもしれません。大久保も先発でしたが、個人的にはもう少し顔ぶれを替えて欲しかったです。
 前半はうって変わって、日本は前へ前へと攻めていました。立ち上がりからの展開の中で、先に主導権を握ったのは日本。積極的にミドルシュートを放ち、リズムをつかんでいました。前半38分にはカツラニスがレッドで退場して数的優位となったはずが、逆にギリシャが10人になってすっかり守りを固めてしまいました。後半に入ると、遠藤を投入して流れを変えようとしましたが、決定機を決められずに時間だけが刻々と過ぎていました。結局スコアレスドローに終わりました。ギリシャ戦でのボール支配率は68%。シュート数もギリシャの9本に対して16本でしたが、ギリシャの堅守を破れませんでした。

 報道では心身のコンディションを整い損ねているというものがあります。選手の動きが悪いのは「準備の失敗」のためとしています。確かに汗だくの選手の表情を観れば、いかに灼熱なのかわかりますが、それは相手も同じ。なぜ動きが鈍いのか、フィジカルのコンディションに問題があるのかという論調もありましたが、当ブログとしては、ピークを初戦に持ってこれなかったと思っています。ドイツW杯と同様にです。
 やはり監督なのか、ドイツのジーコ、ブラジルのザッケローニ。どちらもW杯での経験が無い外国人監督です。なので、W杯でのコンディション調整を間違えてしまったのではないかと。以前に遠藤が「国内合宿で一番負荷をかけているって、ドイツW杯に似ている」と発言したようですが、やはりそっくりなのかしれません。
   
 今回はよく攻められていたと解説されていますが、それはギリシャのプレスが甘かった事の裏返し。次のコロンビアはそうはいかないでしょう。さて、まあ今日でジエンドにならなくて良かったです。次の試合ではまずは勝たなければなりません。次の条件として同じ時間で試合をするコートジボアールの引き分け以下という条件で初めて日本の1次リーグ突破の可能性を語る資格ができます。もう一つの試合で引き分けたら、コートジボアールと勝ち点4同士の争い、ギリシャが勝てば、今度はギリシャと勝ち点4同士の争いになります。ただ、報道では、コロンビアに2点差以上で勝たなければなりません。また、日本はコートジボワールに直接対決で負けているため、得失点差が同じ場合は総得点で上回らなければならない。そのため、1点差勝利の場合はコートジボワールより最終戦で3点以上多く取る必要があるという事で、厳しい状況で「超奇跡」には変わりありません。でも2-0で勝つと信じています。2試合とも同じ開始時間で良かったですね。
 
 コートジボアール戦の話になりますが、東スポWEBに「内情はボロボロだった…ザック3つの誤算」という記事が載っていました。参考に紹介します。

【采配面の失敗】
 長谷部主将は攻撃サッカーを掲げてきた指揮官の指示に混乱。準備させながら大久保の投入をためらい、後手に回った事、逆転された後に香川を右サイド、岡崎を左サイドに変えたが、すぐに元に戻した事など、指揮官の迷いが選手を動揺させた。
【スカウティングの失敗】
 スカウティングでは対戦国の弱点ばかりを指摘し、相手の長所についてはあまり説明がなく、相手に攻め込まれると、対応が遅れ、好き勝手にシュートを打たれた状態。
【コンディションに関するアプローチの失敗】
 合宿でハードな練習メニューを課した結果、コンディションが整わなかったのかもしれない。欧州組はシーズンを終えたばかりで疲れていただろうし、疲労を取ることを最優先に考えても良かったのかも。全体的にイレブンの動きが鈍く、後半に入ると、足が止まった。

 結果論になるという前提ですが、W杯前の強化プランも疑問視。ザック監督が「選手に自信をつけさせたい」という理由から格下の相手ばかりと練習試合をセット。これでは強化にならず、単に調整にしかならないのではと周りが不安視。今回のW杯前の相手で出場国はコスタリカのみ。格下相手との対戦で危機感が薄れたことも、この日の逆転負けにつながった可能性は否定できず。日本サッカー協会の原専務理事はザック監督の就任時に「選手としても監督としても代表の経験がないのは唯一の不安」と話していたが、最後の最後でその不安が露呈。
東スポWEB該当記事:http://news.livedoor.com/article/detail/8945217/

 W杯後の話になりますが、次期監督は日本人監督は論外で、外国人監督でお願いしたいですが、W杯の経験がある方をぜひお願いしたいと思います。情報では、日本協会はヨーロッパを視野に選考するそうですが、W杯である程度実績を残した監督がいいですね。コロンビアのぺケルマン監督、ロシアのカペッロ監督、ブラジルのスコラリ監督(元磐田監督)は言い過ぎですか。オーバーアクションのチリの監督もいいですね。

コメント
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