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再開版 消防人生(自分史) 11 平成11年(1999年) 現場の責任者 消防署副署長!

2012年03月31日 | 消防防災人生(自分史)

 平成11年 副署長 大規模工場の特別査察を実施!

  消防職員数131人 彦根市人口106,719人(管内人口131,396人)

  第13代消防長 加藤甚三 氏(平成11年4月~平成13年3月)



 この年、「消防司令長」に昇格し、副署長となりました。

 市役所でいえば課長級です。

 当時、消防署長は消防本部次長が兼務していましたので、副署長という立場は、実質的に消防署の100人の責任者ということになります。

 仕事は部下がやってくれるので、総括的な立場です。



 さっそく、気になったのが、出火危険の大きい大規模工場です。

 

 調べてみると静電気火災の危険性が高い工場が見つかりました。

 以前にも火災が発生したB○○彦根工場とS○○彦根工場です。

 

 まずは偵察、部下とあらかじめ打ち合わせ、特別講演を設定し、その後、特別査察をするという仕組みです。

 

 B○○彦根工場は世界規模の工場です。

 当時、1か月くらいかかって担当職員が査察を行いました。

 その結果、分厚い改善通知書を工場長に手渡すことになり、防災に対して目を向けていただいたと思っています。

 

 なんと! 

 それから僅か2年後、栃木県でB○○黒○工場から出火、大惨事が発生しました!損害額は何十億円でしょう。


 その後

 改善通知書を工場長に手渡してから10年が経過・・・

 平成21年、消防長に就任してからのこと、B○○彦根工場からの申し出によって防災モニュメントの除幕式に招かれ、講演をすることになりました。

 当日、工場長から「もしも特別査察がなかったら、明日は彦根工場だったかも知れません」と感謝され、私の独断先行の性格も役に立ったと、また鼻が長くなってしまいました・・・・・・

 
 この頃から私も考える時間が多くなってきました。

 いままでは考える前に動いていましたが・・・・・(笑)

 


 退職まであと10年。。。今から何がやれるか?簡単になれない職業は?

 。。。私は、司法書士試験を受けようと思いました。
 

 まずは民法から、関係法令をその後も5年間ほど勉強しましたが、自分の実力を自覚し、結局、モノになりませんでした。

 その間で、法学検定試験を5回ほど受けましたので、自分なりに納得しています・・・

 

 このようにして副署長は2年で終わり、長い総務課長としての仕事が待っていました・・・・・・
 

 



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