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再開版 消防人生(自分史) 19 平成23年(2011年) 消防長3年、消防人生に幕・・・

2012年03月31日 | 消防防災人生(自分史)

平成23年4月 消防長3年目となりました!  

  消防職員定数131人から144人となる。(平成23年9月)

  彦根市人口112,082人(管内人口135,335人)

  第19代消防長 笠原恒夫  (平成21年4月~平成24年3月)



 平成23年4月の人事異動では、市長事務部局から次長級職員を出向していただき、次の布石とさせていただきました。

 そして、私自身の今年度の目標と言うか、戒めというか、自分に対するテーマを次のように定めました。

 

 「資質の高い消防職員を育成することは消防力の増強である」

 「しっかりした消防組織は、資質の高い消防職員によって運営されなければ、未来は暗澹たる状況になる」

 「まず、幹部職員の資質を高めていくことが重要である」  

 (以上「消防通信社」 社説 小倉与子雄氏より )

 

 考えてみれば、この3年間は、資質の高い消防職員の育成を目指して意識改革に取り組んできたように思います。

 しかし、意識改革ほどむずかしいことはありませんね…人は簡単には変わりません。

 

定数改正に至る経過!

 私の消防長としての最後の仕事は職員定数の改正、すなわち消防職員の増員です。

 就任当初からこれまで水面下で仕事をしてきました。まあ、色々やりました…

 消防職員の増員ができれば、それなりに大きな仕事ですから、思い残すことはありません。

 ナント言っても消防の管理者である市長から増員のOKをもらわなければ実現しません。

 また、単独市の消防機関の場合、消防職員の定数改正は、市職員の定数条例を改正しなければなりませんので、所管は総務部人事課で、消防本部でどうすることもできません。当然、条例ですから市議会の承認が必要です。

 6月市議会定例会に条例改正案を上程できるよう平成23年1月5日に文書(上申書)を市長に提出しました。

 その後、紆余曲折はありましたが、9月市議会定例会で条例改正案が議会で採決され、その結果、懸案であった増員が確定しました。

 その数は、救急隊1隊の増隊、救助要員の確保として、週休要員を含み13名の増員です!

 また、県の消防学校教官として、これまで職員1名を出向させていましたが、平成24年4月から一旦、他の消防本部に譲りましたので、この分と合わせると実質14名の増員ができたということになります。

 ところが、平成24年度から2年間、滋賀県防災危機管理局へ職員を当本部から派遣することになり、消防学校教官分の1名増員は、2年間お預けとなりました・・・

  なかなか人員確保はむずかしいですね…

 

後はよろしくお願いします!

 後になりましたが、非常備消防(消防団関係)についても、職員の皆さんの協力により、これまでの懸案事項が少し解消されました。

 10年来の消防団第9分団車庫と第8分団車庫の移転問題は、それぞれ移転新築で、その方向性が確定しました。

 すでに第9分団車庫は平成24年3月25日(日)に竣工式が行われ、退職直前に出席させていただきました。ありがとうございました。

 また、消防団員の年報酬も全体として2割UPすることができました。

 

 話は、常備消防(消防本部)に戻りますが、今後は、消防救急無線のデジタル化や救急隊の増隊をはじめ、まだまた取り組むべき業務も山積しています。

 

 

 しかし、やれやれ、私の仕事は、ここまで…

 次の時代を背負う職員の手で一つ一つ前進していくことを願っています。 

 

 38年間お世話になりました!

  職員の皆さんには、わがままでセッカチな私を支えていただき、ありがとうございました。

    

 消防長室には、3年間お世話になりました!

 

 

 これで私の38年間の消防人生を閉じます・・・・・・ 

 

 やっと、肩書きのない「普通のおじさん」になりました。

 ホットしています・・・やっと自由? 

 しかし、やりたいことは一杯あります。

 どこまでやれるか・・・

 まあ、人間、コロっと逝くかも知れませんので、こればかりはわかりません。 

 

 

 ナニはともあれ、このブログカテゴリーは完結しました。

 

 これからは自転車ブログを中心に、日々の生活ブログに変化していくと思います・・・・

 

 

 平成23年 5月 1日 危機管理主任4級 認定 

 

 

 



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