京都のことを書いている途中ですが、先週伺った茶懐石料理教室のこと、熱い気持ちのうちに書いておこうと思います。
今回の茶懐石料理教室は、夜咄茶事の懐石料理について教えていただきました。
夜咄のお料理で意識することは、温かい。
食材、お料理はもちろんの事、
器も蓋の付いた向付(蓋向)や深い向付に木地の蓋を付ける等、温かさを感じさせることが大事とのことでした。
また、献立も、焼物を省略して、炊き合わせとして鍋仕立にして、最後の強肴に、向付のような生ものを持ってきてさっぱりと終わらせる、というような献立の考え方を教えていただきました。
講義の途中のおやつは、極寒の夜咄茶事の汲み出しをイメージして、熱々の甘酒をご用意下さいました。
甘酒には黒文字が添えてあって、返す時は汲み出し茶碗の上に乗せてお返しするそうです。
甘酒も、揚げ餅も、おいしぃ~♪
いつも通り、試食はお茶室で。
味噌汁は、湯葉に焼き目を付けたもの、ふきのとうを刻んだもの、溶き辛子。
ふきのとうの香りに、にやりとしました。
向付は、海老、穴子、百合根の蕪蒸し
芽かんぞうを蕪から出すことで、雪間草を演出しています。ぎんあんにはわさびを溶いて、わさびあんに。
お椀は、ごろごろ貝柱入り黄味真蒸
京人参は絵馬の形にして、うぐいす菜と柚をあしらっています。
そして、豆腐を1mmのさいの目に切って、豆腐の雪花仕立てにしました。
鍋仕立は、豚角煮と大根、ほうれん草
淀大根と、バラ肉の固まり♪
預鉢は、鉄砲和え、葱を使っているので鉄砲和えって言うんですって。なるほどー。
新鮮な赤貝と、とり貝を辛子酢味噌で和えています。
八寸は、蕨のごま和えと、白魚の衣揚
この後、湯斗と香物も戴いて、お菓子は、雪解け
熱々でおいしぃ~。上用饅頭をこんなかたちにした感じ・・・(笑)
お菓子を戴く頃に、お薄のお点前がはじまるのですが・・・水指の蓋の上に帛紗が・・・どんなお点前なんでしょう。
この日、kaoは、先生のお話を間近で伺いたくてちゃっかりお詰のお席に入らせていただいてました。
お話を伺っていると、この日のお点前は鶯点で、台目の下座床でお点前をしたところ、お正客が後入りの時に入るお席を間違えて、お詰めの席に入ってしまったために(ん?kao、入る席間違えた??と、このあたりでどきどきする(笑))
できたお点前とのこと。
先生曰く、鶯点は、はたらきのお茶で、点前は逆勝手、足は本勝手、とのこと。
わぁ~、お正客のお席に座られている方に申し訳ない・・・できることなら、主茶碗はあちらのお正客の方に・・・と、思っていましたが、やはり、kaoの前に・・・でも、うれしぃ♪
お茶碗は、愚朗さんのうぐいす志野。かっこいぃ~。愚朗さんのお茶碗の印を、先生から直々に伺って、ニヤニヤ。
お棗は、一閑・宗哲の梅月棗、利休さまがお好きな二十日月が描かれています。
お教室の翌日が利休忌なので、とのこと。
お茶勺は、東大寺二月堂の古木で、二月堂は法華経のお寺で、鶯の鳴き声、ホーホケキョにかけた、と、先生ご自分でお笑いになる。
もう一つはじめて拝見したものが、床に飾られていた、石菖(せきしょう)。薬効成分があって、辟邪の力があるので陰の夜の邪気を祓うために用いるとされているそうです。(淡交テキスト)
床に飾る時は銅炭に挿すことがお約束らしいです。
お家に帰ってから、先生から教えていただいたうぐいす結びをしてみましたが・・・ん?
タイトルの夜会は、元々夜咄の茶事は、夜会と呼ばれていたとのことでしたので。
素敵なお教室でした。
今回の茶懐石料理教室は、夜咄茶事の懐石料理について教えていただきました。
夜咄のお料理で意識することは、温かい。
食材、お料理はもちろんの事、
器も蓋の付いた向付(蓋向)や深い向付に木地の蓋を付ける等、温かさを感じさせることが大事とのことでした。
また、献立も、焼物を省略して、炊き合わせとして鍋仕立にして、最後の強肴に、向付のような生ものを持ってきてさっぱりと終わらせる、というような献立の考え方を教えていただきました。
講義の途中のおやつは、極寒の夜咄茶事の汲み出しをイメージして、熱々の甘酒をご用意下さいました。
甘酒には黒文字が添えてあって、返す時は汲み出し茶碗の上に乗せてお返しするそうです。
甘酒も、揚げ餅も、おいしぃ~♪
いつも通り、試食はお茶室で。
味噌汁は、湯葉に焼き目を付けたもの、ふきのとうを刻んだもの、溶き辛子。
ふきのとうの香りに、にやりとしました。
向付は、海老、穴子、百合根の蕪蒸し
芽かんぞうを蕪から出すことで、雪間草を演出しています。ぎんあんにはわさびを溶いて、わさびあんに。
お椀は、ごろごろ貝柱入り黄味真蒸
京人参は絵馬の形にして、うぐいす菜と柚をあしらっています。
そして、豆腐を1mmのさいの目に切って、豆腐の雪花仕立てにしました。
鍋仕立は、豚角煮と大根、ほうれん草
淀大根と、バラ肉の固まり♪
預鉢は、鉄砲和え、葱を使っているので鉄砲和えって言うんですって。なるほどー。
新鮮な赤貝と、とり貝を辛子酢味噌で和えています。
八寸は、蕨のごま和えと、白魚の衣揚
この後、湯斗と香物も戴いて、お菓子は、雪解け
熱々でおいしぃ~。上用饅頭をこんなかたちにした感じ・・・(笑)
お菓子を戴く頃に、お薄のお点前がはじまるのですが・・・水指の蓋の上に帛紗が・・・どんなお点前なんでしょう。
この日、kaoは、先生のお話を間近で伺いたくてちゃっかりお詰のお席に入らせていただいてました。
お話を伺っていると、この日のお点前は鶯点で、台目の下座床でお点前をしたところ、お正客が後入りの時に入るお席を間違えて、お詰めの席に入ってしまったために(ん?kao、入る席間違えた??と、このあたりでどきどきする(笑))
できたお点前とのこと。
先生曰く、鶯点は、はたらきのお茶で、点前は逆勝手、足は本勝手、とのこと。
わぁ~、お正客のお席に座られている方に申し訳ない・・・できることなら、主茶碗はあちらのお正客の方に・・・と、思っていましたが、やはり、kaoの前に・・・でも、うれしぃ♪
お茶碗は、愚朗さんのうぐいす志野。かっこいぃ~。愚朗さんのお茶碗の印を、先生から直々に伺って、ニヤニヤ。
お棗は、一閑・宗哲の梅月棗、利休さまがお好きな二十日月が描かれています。
お教室の翌日が利休忌なので、とのこと。
お茶勺は、東大寺二月堂の古木で、二月堂は法華経のお寺で、鶯の鳴き声、ホーホケキョにかけた、と、先生ご自分でお笑いになる。
もう一つはじめて拝見したものが、床に飾られていた、石菖(せきしょう)。薬効成分があって、辟邪の力があるので陰の夜の邪気を祓うために用いるとされているそうです。(淡交テキスト)
床に飾る時は銅炭に挿すことがお約束らしいです。
お家に帰ってから、先生から教えていただいたうぐいす結びをしてみましたが・・・ん?
タイトルの夜会は、元々夜咄の茶事は、夜会と呼ばれていたとのことでしたので。
素敵なお教室でした。