電力の自由化が4月1日から始まる。
発電事業者から電気を購入し、既存の配電網を利用して、各家庭や各企業に電力販売をする、新しいビジネスだ。
今までの電力は、北海道電力や九州電力など、いくつかの巨大な電力会社が、発電事業から送電事業まですべてを行ってきた。
しかし、21世紀に入ると、いままでの化石燃料や核燃料などの枯渇問題等が見直され、自然エネルギーへの転換が進んでいる。
特に、日本では風力発電が最適とされ、その発電コストは、下がり続ける。発電した安価な電力で、水素を製造し、発電や自動車の燃料として使用される。
新しい電力自由化は、この安価な電力に目をつけたビジネスである。が、安価な電力は現在のところない。現在のFIT(買取り価格)は、どの発電形態よりも高額であり、石炭発電などの卸売り事業者から安く仕入れる以外ない。
しかし、10年後には、全国で名実共に、自然エネルギー由来の電力が目に見えてくるだろう。
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