政策金利と預金金利

政策金利と銀行など預金金利の関係を考えてみたい。

5月の失業率、5.2%に悪化

2009-06-30 | 経済
5月の失業率、5.2%に悪化 求人倍率も最悪更新(朝日新聞) - goo ニュース
2009/6/30厚生労働省が30日発表した5月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月を0.02ポイント下回る0.44倍で、63年1月に統計を取り始めて以来、過去最低となった。総務省が同日発表した労働力調査によると、5月の完全失業率(同)は前月から0.2ポイント悪化し5.2%だった。
完全失業者数は347万人で、前年同月より77万人増えた。ところが、株価は1万円を回復した。

失業増大の必然性を論じた本。
http://www.geocities.jp/kenjro232/

『デフレ経済からの脱却』 論議なしの解散・総選挙

2009-06-26 | 経済
 解散・総選挙は間じかになってきたが、大きな政治課題は論議されそうも無い。
 ここ十数年、物価は上がらず、デフレ経済が続いている。デフレは、後に買い物したほうが得になる社会なのである。
 そうなると、「とりあえず貯金しておいて物を買う」と言うパターンになるので、消費をケチるようになる。反面、銀行などにお金がたまり、お金がだぶつく。
『デフレ経済からの脱却』をしない限り、政治は旨くいかないだろう。

  http://www.geocities.jp/kenjro232/fukyu.htm

米住宅ローン金利、一段と上昇 量的緩和以前の水準に

2009-06-12 | 経済
米住宅ローン金利、一段と上昇 量的緩和以前の水準に
 米住宅ローン金利の上昇が一段と鮮明になってきた。米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)によると、住宅ローン金利の11日までの1週間の全米平均値は、30年固定の場合、前週比0.3%高い5.59%と、昨年11月下旬以来、約七カ月ぶりの高水準。
 米住宅ローン金利は15年固定物も同0.27%高い5.06%と、昨年12月以来の水準に上昇した。(日経ネット)

 高利貸しの国だから、当たり前かも知れませんネ。政府を信用していないのでしょう。
 これではマイホームの夢は絶たれます。アメリカの失業増大は激しくなり、暴動発生は時間の問題でしょう。

GMの破綻原因は年金や医療

2009-06-08 | 経済
“GM”破綻の表向きの原因は「売れる車を作らなかった」と成っているようだが、真の原因は、年金資金や医療資金などの運用がうまくいかなかったからだろう。高金利を当て込んでの年金や医療を運営する時代は終わった。
 しかし、“GM”は身軽になって生き残るかもしれないが、国民はその分家計を圧迫されるだろう。

 失業・貧困の深刻化に、オバマ政権がどう対処するか、幕開けはもうすぐだろう。

5月の米失業率は9.4%

2009-06-08 | 経済
 5月の米失業率は9.4%と前月の8.9%から上昇、1983年7月以来の水準に達した。予想は9.2%だった。新規労働力人口が急増したことや雇用の落ち込みが失業率の悪化につながった。(トムソンロイター)

 アメリカの経済状況は思ったよりひどいようだ。この調子だと近い内に暴動が発生するかも知れない。


労働価値説・性能価値論

2009-06-05 | 経済
  労働価値説・性能価値論

 “性能”という熟語は、経済学ではあまり重要な扱いは受けていない。その証拠に、“効用価値論” はあるが、“性能価値論” はない。
 しかし、現実の社会では、商品を購入する時、どんなささやかな商品でも “性質と能力” を確かめながら、あるいは他の同類の商品と比較して購入している。

 すべての物資や商品は、「性能」 と言う価値を持つので、「性能価値」 で表す事も出来る。しかし、商品の価値は、「価格」 で表されている。

 すべての、製品や商品は“性能”を持っている。
 例えば、近くの山へ山菜を採って家で料理して食べたとする、と、山菜という性能の “現物” をタダ (厳密にいえば、原価部分の経費はかかる) で手に入れた訳だ。しかし、その山から山菜を採って生計を立てている人から山菜を買えば、お金を払わなければ成らない。
 つまり、お金を払って手に入れた山菜と、自分で山から取ってきた山菜と、性能は同じ筈だ。しかし、お金で買う山菜は “需要と供給”によって値段が変化する。【上図参照】

 「性能価値」 そのものの数量は算出できない。しかし、商品(製品) を比較する事によって、相対値を算出できる。
例えば、地デジ・32型液晶テレビが “6万ポイント” とすれば、このテレビと同じ性能のテレビは “6万ポイント” の価値がある、と言う事になる。
 この、“6万ポイント” の価値のテレビは、6万円で売られていたが、2年後には4万円で売られるようになった。製品コストが下がったからだ。
 しかし、価格は下がっても、この32型テレビは “6万ポイント” の 「性能価値」 がある筈だ。

 従って、2年後に、“6万ポイント” の 「性能価値」 を4万円で手に入れた消費者は、“2万ポイント” の 「性能価値」 をタダで貰った事になる。
 つまり、“グリコのおまけ” みたいな格好になるのだ。

http://www.geocities.jp/kenjro232/seino-kachi.htm