政策金利と預金金利

政策金利と銀行など預金金利の関係を考えてみたい。

膨大な “発電ロス熱” が及ぼす気候の変化

2015-08-26 | 経済
現在、全世界の発電量は、年間21兆キロワット時 と言われている。
ところが、発電のためのボイラーや復水器や、内燃機関などで放出される熱量は、その発電電力量と同じくらいだと言う。

つまり、自然エネルギー以外の、原子力発電、石油・石炭発電、天然ガス発電、などは、年間21兆キロワット時の熱量を海や川、空気中に放出していることになる。

2015年は、自然エネルギー発電が、その5%を代替したとすると、1兆キロワット時の熱量が減少する事になる。

15年後には、自然エネルギー発電量は20%になり、4.2兆キロワット時の熱量が減少する。

この事が、“地球温暖化”と別の事象として、地球の気象に影響を及ぼすことは明白である。



寄らば大樹の陰ー何かあったら日米同盟が発動して、わが国は守られる

2015-08-10 | 経済
 “寄らば大樹の陰” ー 「何かあったら日米同盟が発動して、わが国は守られる」
 8月9日の長崎原爆の日・式典のあと記者会見した安倍総理は、「安保法制は何かあったら日米同盟が発動して、わが国は守られる」と言ったそうな。

 “寄らば大樹の陰”論である。
 はたして、アメリカは大樹なのだろうか?
 アメリカは、これまで軍事大国として君臨してきた。
 
 しかし、21世紀の世界経済は、アメリカだけが栄える時代ではない。
 何よりもエネルギーの独り占めが出来ない世界が到来するからだ。
 今や、エネルギーフリー(風力や太陽光) の時代が始まっている。

 戦争の発端は、エネルギーの奪い合いである。
 エネルギーフリー(風力や太陽光) の時代になると、戦争の原因が無くなるので、命がけの戦争に走る国はなくなる。何も、アメリカと手を組む必要はない。

 今、アメリカと手を組めば、アメリカが手こずっている中東戦争に巻き込まれるだけだろう。 
 

夏は暑いほどが良いのにーテレビは “熱中症” の大合唱

2015-08-04 | 経済
 テレビは何を考えているのか、
 一年で一番厚い季節なのに、「最高気温35度Cを超えた“熱中症”の危険」、とトップニュースで報道している。子供が無邪気に水遊びをしている映像を流しながらである。

 昔から、真夏は、暑ければ暑いほど良い、35度C前後の気温は当たり前、と、言う人もいる。
 全国のトップニュースで報道する理由は何だろうか。夏のトピックスの何かの報道で、熱中症を言うのはかまわないが。

 

 

 
 

戦争の常識ーアメリカの戦争哲学・考

2015-08-01 | 経済
 先の大戦終結から70年。
 1945年8月15日、天皇の戦争終結の放送の日、周りには、高射砲がちらほらあるだけで、兵器らしい兵器はなくなっていたという。

 米軍やイギリス軍は、終戦の年の、年初から日本本土の空襲を始めた。
 初めのころは、軍需工場などを爆撃していたが、その内、都市部の焼夷弾による無差別の爆撃になっていった。

 女性や子供、老人などの非戦闘員が虐殺され、「その被災者は970万人と言われて、それによる家屋の被害は、内地全戸数の約2割にあたる約223万戸が被災した」(日本本土空襲 - Wikipedia)

アメリカは、このような戦闘行為を「悪かった」、とは言っていない。
 つまり、独立国と独立国との戦争は、その主権者によってなされるものと見做したのだ。

 当時の日本は、選挙制度によって、選ばれた議員よる政治が行われていた。
 「当時の日本は天皇制で、民主主義の国ではなかった」と言う人たちがいるが、アメリカの判断は、主権は国民にあった。と、みたのだろう。

 アメリカの日本国民虐殺を目の当たりにして、「虐殺はやめてくれ、頼む」の「玉音放送」となったのだろう。

 欧米の戦争哲学は、今でも健在。