定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

ひとりスシロー会

2021年05月18日 20時32分00秒 | 日記
火曜日は休み。月水金の隔日仕事であるので、挟まれた休みは、とことんくつろぐわけにも行かない。
元よりコロナ禍で遠出も不可であるから。
(贅沢品?海老の姿づくり)

TVスポットで、スシローのCMを見てしまうと、脳は瞬時にスシローモードに。我慢できず今月は入店2回目でひとりスシロー会。

昨今は回転せず、注文品が特急電車に乗って来る店もあるが、寿司皿はやはりある程度、回っていて欲しい。
その点スシローは良し。

回ってきた海老を取って撮る。
海老の開き。
スシローイエロープレート120円を
中心に7皿。
これでも栄養バランスを考慮するタイプなので、野菜サラダで〆ることにしたが、海老と蟹のトッピングあり。
結果プリン体祭りで、明後日は定期検診だあー。


グンダーマン 僕と同年

2021年05月17日 21時36分00秒 | 日記
1955年生 東独のフォークシンガー
 ゲアハルト・グンダーマンの伝記映画。露天掘りの東ドイツの炭鉱で重機の運転をしながら、詩をつくり
歌った。
プロテストソングと言うより、恋を歌い、自然の機微を描写した、
ジョン・デンバーに近い印象。
いみじくも1989年の壁崩壊まで、東ドイツは共産主義国家であり、体制批判などあり得るはずもない。

この映画のテーマは、グンダーマンが34歳まで、秘密警察の手先として
情報収集(密告)を行なっていたこと。
西側へのコンサートツアーの便宜を図るとのニンジンを、目の前にぶら下げられたのが事の始まりか。

ミュージャンとしての活動と、同時に裏稼業を抱えてもなお、炭鉱の仕事は辞めなかった。
43歳の突然死まで、駆け抜けた人生。僕と言えば能天気に酒を飲み、43歳で転職して、益々酒量を上げていた頃だ。

グンダーマンは友人の夫人を、自分の妻としているが、そのあたりのいきさつも、描いて欲しかったが。

日曜日の朝イチ上映回。場所はラブホウテル街の渋谷ユーロスペース。
一席間隔の社会的距離を取りながらだが、場内ほぼ満席。僕と同年代の女性も見受けられる。高校生の頃、
吉祥寺ぐわらん堂で、高田渡や武蔵野たんぽぽ団のライブ空間に居たタイプの女性たちであった。


緩急折り混ぜ アンソニー・ホプキンス

2021年05月16日 17時59分00秒 | 日記
テーマの性質上、場面は室内のシーンばかり。アンソニー・ホプキンス実年齢83、オリヴィア・コールマン同47が父娘を演じている。

記憶が混濁していく父は、静かなトラブルメイカーとなる。父を独居させるわけにはいかないと、娘は父を自宅に引き取っている。
娘は仕事を持つ身であるので、介護シッターを雇うのだが、父の気難しさが災いし、どの人も居つかない。

日々認知症状が進行していく中、少しの刺激で、朗らかな行動を起こす。エンジニアだった父が、自分が元タップダンサーであったと思い込んだ時、すかさず踊り始めるアンソニー・ホプキンスの身のこなしは、さすが大御所である。

重いテーマ、娘の苦悩にスポットが当たる。
僕が仮に80歳をすぎて存命な場合、
子ども2人は五十路を過ぎたところだ。ボケ老人になりたいと思う人はゼロだが、先のことは誰にも判らないからね。

くれなずんだ

2021年05月15日 20時14分00秒 | 日記
4月29日公開が緊急事態で延びて、その間上映館が追加されいつもの鶴ヶ島で朝イチ鑑賞。

高校同窓6人組の顔ぶれは、さんざ予告編を観ているゆえ、期待値max、満を辞して臨んだのだ。

6人組のうちの1人(成田凌演)は、鬼籍の人であるが、成仏の途上なのか、はたまた全くにできないのか、他の5人と行動を共にしている。

本作は、涙腺半壊モノであること間違いなし(と予想していた)。
このところ、すっかり涙腺が緩んでいるから。
何せ最近、YouTubeで江頭2:50が素人の結婚披露宴に乱入する動画を観て、半泣きしたぐらいだから。

しかるに、この作品の終盤、予想と期待とは乖離する方向性に、
くれなずめ!との命令不要で、心はすっかり暮れなずんでしまった。

役者ひとりひとりのモーションに、気に入りの箇所でストップをかければ、極めて良かったことに変わりはないけど。

バズるためなら

2021年05月13日 21時53分00秒 | 日記
5月11日まで1館だけだった新宿の映画館が、昨12日から6館開いている。東南口のK'sシネマでは台湾映画特集で歴史モノ『悲情城市』を観に行ったのだが、満席で諦めるしかない。平日の昼上映なのに。

帰ろうとした12時20分、シネマカリテの『スプリー』(2020年 米)がスタート時刻であったので、そのまま入館。

「健康のためなら死んでもいい」と述べたのは誰だったか。
この作品はSNSに依存し、その奴隷となった若者のストーリー。
展開スピードが速すぎて目が回る。

SNSサイコロパスと化し「ネットをバズらせるためなら死んでもいい」どころか、殺人も厭わないという、何とも救いどころ皆無の作品。

Uberがタクシー配車アプリの運営企業であることは知っていたが、いまやライドシェアアプリにも参画している。
相乗り自動車のドライバーが、車内動画を自撮りしながら、破滅していく様は、SNS社会への警鐘だと思えるが、最後に全てがフェイクであれと願う観客オヤジも、ネット社会に毒されていることは確か。