5月11日まで1館だけだった新宿の映画館が、昨12日から6館開いている。東南口のK'sシネマでは台湾映画特集で歴史モノ『悲情城市』を観に行ったのだが、満席で諦めるしかない。平日の昼上映なのに。
帰ろうとした12時20分、シネマカリテの『スプリー』(2020年 米)がスタート時刻であったので、そのまま入館。

帰ろうとした12時20分、シネマカリテの『スプリー』(2020年 米)がスタート時刻であったので、そのまま入館。
「健康のためなら死んでもいい」と述べたのは誰だったか。
この作品はSNSに依存し、その奴隷となった若者のストーリー。
展開スピードが速すぎて目が回る。
SNSサイコロパスと化し「ネットをバズらせるためなら死んでもいい」どころか、殺人も厭わないという、何とも救いどころ皆無の作品。
Uberがタクシー配車アプリの運営企業であることは知っていたが、いまやライドシェアアプリにも参画している。
相乗り自動車のドライバーが、車内動画を自撮りしながら、破滅していく様は、SNS社会への警鐘だと思えるが、最後に全てがフェイクであれと願う観客オヤジも、ネット社会に毒されていることは確か。