定年 再就職とシネマの日々(旧かんちゃんSr.のオヤジな日々)

あと3年で70の大台です。再雇用の職場も定年、パート仕事をしています。映画と写真を愛しているオヤジです。

ランボーは健さんの美学

2020年06月28日 09時35分00秒 | 日記
S.スタローンのロッキーは全編観ているが、ランボーシリーズは見たことがなかった。

頭の中の情報がこんがらかり、サイボーグ的なアクション作品かと思っていた。
第1作公開からすでに30年以上も経つのに、DVDでも見ていなかったなんて。

ベトナム戦争のトラウマに、自ら蓋をして生きる無口な主人公。ボソっと発することばに、純な人間性が滲む。

悪に対する義憤を胸に抱き、その駆逐をいつ決断したのか、わからないほど無表情。

溜めの美学である。溜めに溜めた末に、敢然と悪に立ち向かう一人で。これは東映仁侠映画における高倉健の世界である。

遡って観るぞ、このシリーズ。