日曜朝のニュースワイド番組で、政治学者 姜尚中氏の発言に肯く。
曰く
第2次大戦後のわが国には、夥しいアメリカ文化が入ってきた。例えばアメリカ映画を享受することにより、日本人は知らないうちに、白色人種の目で周囲を見るようになった。(以上が姜氏の発言要旨)
なるほど、同じ有色人種の隣国民をヘイトしたりの行動は、そこいら辺から来ているのかもしれない。
また、米の文化人類学者 ルース・ベネディクトは、
人種に限らぬことでも、社会おける少数派を認めるしくみを作らない限り、やがては多数派と信じている人たちが脅かされる事態が来る。
(著書『レーシズム』中の一節)
ルース・ベネディクトの警鐘のままの事態がいま正に起こっているわけだ。
さて姜尚中氏には、一方的に親近感を覚えている。もう随分前に、ガラガラの埼京線の車中で、姜氏がまだ中学生くらいであった息子さんと、非常に和やかに話しをしている場面に遭遇した。息子さんは、後に自ら
命を絶つことになるのだが。