長かった抽選会が終わると、井上タンが改まった表情でマイクを持つ。
「これからもみんなで楽天ゴールデンイーグルスを応援していきましょう。
今日集まった楽天ファンの団結の証として、モーニング娘。さんの握手会を
行います!」
娘。たちも大きくうなずく。
本当に、来た。
まったく訳の分からない理由ではあるが、とにかくこのメンバーで握手会を
やるのである。
握手は昨日だけのサプライズで、今日はやらないんじゃないか?という不安は
誰の胸にもあったのだろう。会場はどよめきと拍手に包まれた。
準備の間何分か待たされたが、こちらもそれどころではない。
まこに会って、何を喋ればいいんだ?時間はどのくらいあるんだ?
頭の中が真っ白のまま、ついに握手会はスタートしてしまった。
まず2階席のお客が案内されて、最初に握手をする。
結構な高速である。
数千人参加型握手会のような「超高速」ではないが、おそらく一言しか
喋れないだろう。
一言で、なにを伝えればいいんだ?
考えがまとまらないうちに、あっという間に2階席終了、続いて1階席の
ステージに近い方からどんどん誘導されていく。
荷物が多かったため、今日1つしか持って来れなかったグッズを取り出す。
2001年秋コン横アリで買った、まこのIDカードだ。
初めてのモーニング娘。のコンサートを見た日。
初めてまこをステージで見た日。
その日に買った、はじめての娘。グッズ。
それが、このまこのIDカード。
「新潟行きますよ」とか言いたい。
「盛り上げますんで楽しみにしていてください」とも言いたい。
でもまず、自分の想いを伝える方が先なんじゃないか?
口の中で何度もモゴモゴとつぶやき、言葉を捜し続ける。
「た」列の番が来た。ぞろぞろとステージに向かう。
唯一の救いは前後が親子連れということだ。これなら係員に無理やり
引きずられることは無いだろう。
ステージに着く。まずは井上タンと握手する。参加者はなぜか、ヲタだけでなく
家族連れのお母さんまで、みんな最初に井上タンと握手していた。
なかなか人の良さそうな芸人さんである。
そして振り向いた目の前に立っているのは、
石川梨華。
ホンモノの石川梨華。
「これからもみんなで楽天ゴールデンイーグルスを応援していきましょう。
今日集まった楽天ファンの団結の証として、モーニング娘。さんの握手会を
行います!」
娘。たちも大きくうなずく。
本当に、来た。
まったく訳の分からない理由ではあるが、とにかくこのメンバーで握手会を
やるのである。
握手は昨日だけのサプライズで、今日はやらないんじゃないか?という不安は
誰の胸にもあったのだろう。会場はどよめきと拍手に包まれた。
準備の間何分か待たされたが、こちらもそれどころではない。
まこに会って、何を喋ればいいんだ?時間はどのくらいあるんだ?
頭の中が真っ白のまま、ついに握手会はスタートしてしまった。
まず2階席のお客が案内されて、最初に握手をする。
結構な高速である。
数千人参加型握手会のような「超高速」ではないが、おそらく一言しか
喋れないだろう。
一言で、なにを伝えればいいんだ?
考えがまとまらないうちに、あっという間に2階席終了、続いて1階席の
ステージに近い方からどんどん誘導されていく。
荷物が多かったため、今日1つしか持って来れなかったグッズを取り出す。
2001年秋コン横アリで買った、まこのIDカードだ。
初めてのモーニング娘。のコンサートを見た日。
初めてまこをステージで見た日。
その日に買った、はじめての娘。グッズ。
それが、このまこのIDカード。
「新潟行きますよ」とか言いたい。
「盛り上げますんで楽しみにしていてください」とも言いたい。
でもまず、自分の想いを伝える方が先なんじゃないか?
口の中で何度もモゴモゴとつぶやき、言葉を捜し続ける。
「た」列の番が来た。ぞろぞろとステージに向かう。
唯一の救いは前後が親子連れということだ。これなら係員に無理やり
引きずられることは無いだろう。
ステージに着く。まずは井上タンと握手する。参加者はなぜか、ヲタだけでなく
家族連れのお母さんまで、みんな最初に井上タンと握手していた。
なかなか人の良さそうな芸人さんである。
そして振り向いた目の前に立っているのは、
石川梨華。
ホンモノの石川梨華。