モーニング娘。 さくら組初公演~さくら咲く~
3/14(日) 山梨 山梨県立県民文化ホール
おとめ組は松戸にいるのだが、関東コンということで人気が高い。
そこで一度さくら組の公演を見てみよう、と甲府に行くことにした。
ところが、さくらの新リーダーである矢口さんが腸炎(本当か?)にかかって入院
してしまった。リーダー不在のさくら組は無事にステージをこなせるのであろうか?
糞席覚悟で手に入れたチケットなので、2階席からの鑑賞。この山梨のホールは
2階席がやたらと高い位置にあるので怖い。
コンサートが始まる。さくら組のメンバーを見るのは1月の横浜アリーナ以来なので
かなり久しぶりである。元気だったかい?という感じだ。
最初の曲は「さくら満開」である。歌にあわせてヲタがコールをする。
える、おー、ぶい、いー、らぶりーあいちゃーん!
える、おー、ぶい、いー、らぶりーあいぼーん!
なんじゃそりゃ・・・・
おとめコンが「友情 ~心のブスにはならねぇ!~」でいきなり全開モードに入るのに
比べると、さくらはのんびりした始まり方だなと感じた。
噂どおり、ステージセットはお金がかかっている。
両側に2基の回転ステージが置かれ、グルグル回る。
矢口がいないために、一応年長は吉澤になるのだが、臨時リーダーをやるのではなく、
加護、高橋、吉澤の集団指導体制といった感じ。歌のパフォーマンスについては
愛ちゃんとあいぼんさんがいるので矢口の抜けた穴というのは感じない。
MCでガキさんが、
( ・e・)<中学校を卒業しました!
と挨拶。これには会場のヲタも大きな声援を送る。ガキさんも着実に人気を集めている。
さて寸劇が始まった。
おとめ組の寸劇はセットも何もなく体だけで演じていたのだが、さくらの寸劇はちゃんと
教室と売店という2つのセットが用意され、教室には黒板が置かれるという結構立派な
舞台が作られる。教室と売店のセットの切替は、例の回転ステージを使っており、180度
回転すると舞台が切り替わるのだ。
売店には商品がならび、暖めようのレンジまで置かれるなど小道具も充実している。
矢口はかなり重要な役のようで、「矢口いなかったら芝居にならないだろう」とさくら組
ファンは心配していたようだが、初めてみるオレにとっては特に違和感を感じない。
もちろん一部のシーンを省略してるのだろうが。
矢口がいないために説明的なセリフも多いが、亀井と紺野がかなり長い一人喋りを
している。とくに紺野の一人芝居はさすがで、これまでミュージカルやドラマで活躍して
きたキャリアを見せ付けられた感じ。おとめ寸劇ラストのまこの一人芝居と比べると、
紺野の方がずっとプロっぽい。ちょっと悔しい。
さくら組も「さくらンピック」と称してゲーム大会をやっているのだ。
コーナー司会はなんとガキさんである。もちろん、矢口の代役だが、それにしても
最年少タイのガキさんに司会をやらせるとは。
そしてこのガキさんの司会がなかなかいいのである。元々カツゼツのいい子だとは
知っていたが、ハキハキと喋るので見ていて気持ちいい。この辺はゆったりと進行
するおとめの飯田さんよりも上手いと思う。
本来はゲームに参加するガキさんが司会をやるので、ゲーム参加者が一人少ない。
結果、ポスターが当たりやすい訳でもしかしたらポスターゲットできるかも!と期待
したが昼、夜とも俺の応援するメンバーは決勝で破れてしまった。
帰り道、さくら組の5期メンバーについて考えてみる。
愛ちゃんは、5期のエースから娘。のエースへと変わりつつある。安倍さん卒業後の
大黒柱になるのだろう。
こんこんは、すごく堂々としているのに驚いた。これまで何となく一歩引いた印象が
強かった。寸劇の芝居も良かったし、シーンによってはステージで「主役」に立てる
人材になりつつある。今後も色々なチャンスが与えられそうだ。
それにしても、こんこんの歌衣装はエロい。
ガキさんは一番ビックリした。ゲームの司会では彼女がメンバーを回しているわけで、
もう一人前だ。ヲタの声援も他のメンバーに遜色はない。いよいよ高校生になることで
仕事の幅も広がるわけで、今後どんどん伸びてきそうだ。
着実に成長するさくらの5期の姿をまこが見ていない。
本来同期のライバルの成長はまこにとって一番刺激になるはずだが、分割によって
そういう刺激を感じない状態になってはいないか?
おとめのまこは相当居心地がよさそうだが、刺激が足りないと困る。
余計な心配かもしれないが・・・
この時のさくら組は娘。の歴史上唯一20歳以上のメンバーが一人もいない構成であった。
最年長の吉澤が18歳である。病床の矢口は「私がいないとあの子たちは・・・」と心配
していたかもしれないが、上がいなきゃいないで、下の子達は自分たちでなんとかやって
しまうのである。実際俺の見る限りドタバタすることもなく、最初からこういうユニット
であったかのように無難にコンサートを仕上げている。
この時の印象があったために、1年後再び矢口がいなくなったとき、彼女たちの精神的動揺
はちょっと心配であったが、娘。のパフォーマンスが落ちる心配は全くしなかった。
実際、群馬や新潟で立派なステージを魅せてくれたわけだが、あれくらいは当然なのである。
3/20(土)
おとめ新潟コンからちょうど4週間、再び新潟に帰省した。
”マコビレックス”こと、サッカーのアルビレックス新潟がJ1昇格初の試合を
新潟スタジアムで行うのである。記念すべき大会なので、ぜひ見ておきたかったのだ。
セレモニーが行われ、君が代が歌われ、試合が始まった。
相手は楽天(神戸)である。三木谷社長が金に物を言わせて獲得したトルコ代表の
スター、イルハンが出てくるのだ。
イルハンはちょこっと出場した。彼がプレーをするところを見ることができた日本のサッカー
ファンはラッキーであった。実働数試合で、彼はあっという間に勝手に帰国してしまった。
典型的なインチキ外人に騙されるパタンである。
( ´,_ゝ`)<楽天プ!
と笑ったが、まさか翌年この会社のために青森まで駆けつけることになるとは・・・
試合は引き分けに終わり、東京へ戻る。
土日きっぷを買ったのは、単純に新潟~東京の往復だけでも若干安いからだ。
2日間使える切符だが、日曜日はコンサートなので使う予定はない。
ちょっともったいないかも知れない。
モーニング娘。 おとめ組初公演~おとめチック~
3/21(日) 山梨 山梨県立県民文化ホール
おとめ最終公演である。
気合が入っていたので早めに家を出た。早すぎるので、途中までは高速を使わず
一般道を走る。相模湖から中央道へ合流。たちまち甲府に着いてしまう。
もう少しで会場というところで、とんでもないことに気づいた。
今日のチケットを鞄に入れた記憶がないのである。
「もしかしたら無意識のうちに入れたかも?」と鞄を漁るも、
やっぱり入っていない。記憶をたどって見ても、机の上に置いたチケットを
鞄に入れた記憶はない。頭の中は大混乱である。
いまさら引き返せない、とにかくまずは会場に行こう。と思っているうちに
会場に到着。会場の駐車場はすでに満車。さくらコンのときに見つけた
コンビにの駐車場はあいていたので、そこに停めさせてもらう。
料金は500円。会場駐車場だと従量制で900円くらいになるので
おトクなのだが、今はそんなことを考えている場合ではない。
いくつかの案を検討する。
①ダフ屋などで買いなおす
最終日であり、強気の価格設定がされているはずで手持ちの現金で買えるとは思えない。
②車で取りに戻る。
日曜日なので渋滞に巻き込まれる恐れがある。
すでに会場周辺の駐車場は満車になっており、戻ってきても車停められない。
とうことで、選択肢は
③電車で取りに帰る
しかないのであった。
ポケットをまさぐると切符が出てくる。
昨日の土日きっぷである。
まさかここで役に立つとは!!
携帯の乗換案内で調べると、約10分後に「かいじ」号が甲府駅を出発する。
甲府駅までは徒歩15分くらいである。必死に走った。
崩れ落ちそうになりながら「かいじ」号に転がり込む。発車2分前だった。
すでにボロ雑巾のような状態だ。呼吸を整えながら乗換案内でひたすら
ルートの検討を行う。
・新宿まで行くか、八王子で降りるか?
・八王子から自宅まで往復するのに何分かかるか?
・急行と各停の接続は?
・帰りの特急はどこから乗るべきか?
何とか自宅にたどり着いて、チケットの入った封筒を取る。
中にあるチケットを見て唖然とした。
昼の部の開演時刻が思っていた時間より30分早かったのだ。
何とか30分遅れくらいで昼の部に入れるだろうと読んでいたのだが、
これでは1時間遅れということになる。さすがに馬鹿らしくなり、
昼の部に入るのは諦める。
八王子からスーパーあずさに乗って甲府へ戻る。こんだけ特急や電車に
乗りまくってもお金を取られないのだから土日きっぷの威力はすごい。
昼の部の開演時刻となったが、あずさは知ったこっちゃ無いという態度で
山の中を快走している。
甲府駅到着。タクシーに飛び乗った。信号が多くてなかなか進まない。
会場に着くと走る。諦めたと言っておきながら未練がましいヲタである。
入口でチケットを見せて入場する。係員も呆れ顔だ。
中に入ると、11曲目のザ☆ピースの真っ最中だ。
一番後ろで立ち見していると、係員がチケットを見せろと言ってくる。
大きなお世話なのであるが、チケットを見た係員は指定の座席まで
連れて行ってくれる。周囲のヲタから奇異の目で見られる。
コンサートで時々、終演間際になってやってくる客がいるが、そういう
姿を見るたびにこの時の自分を思い出してしまう。
席に着くと間もなく、コンサートは終わってしまった。
アンコールの声が響く。俺もやけくそでアンコールだ。
アンコールのおとめンピック。俺は梨華ちゃんチームとなった。
梨華ちゃんが優勝した。
ポスター貰えた。
休憩時間、新潟でお世話になった方々と挨拶。
「昼見たんですか?」と尋ねられる。
( ´∀`)<ポスター取りましたよ
と自慢する。
夜の部。
ついにおとめラストである。
最初の曲はもちろん「友情 ~心のブスにはならねぇ!~」である。
会場のヲタがガンガン飛び跳ねる。会場が暗転して最初の曲で一気に最高の
テンションに達するこの爽快感。これこそがおとめコンだ。
夜の部は1階の後ろから3列目くらいだが、おとめコンでは決して糞席ではない。
ただ、2列ほど前のグループが大勢でコール隊をやっており、やたらと、
「りかちゃーん!」とか「かおりーん」とか叫ぶのがウザイ。
寸劇のコーナー、最終日なのでけっこうグダグダである。
まこ演じるガリ勉少女が他の子にアピールするために歌を歌って近づく芝居があるが、
この日のマコは「あったまてっかて~か、さえてぴっかぴ~か」と「僕ドラえもん」
を歌って登場。なんでそんな古めの歌を知ってるのか?
そして
〆〃ハハ
∬∬´▽`)<ぼくオガワえもん!(変な踊り)
これには観客も出演者も大爆笑でしばし芝居が止まる。
相当ツボに入ったらしく、その後の芝居もやたらとアドリブでドラえもんネタが
使われた。まこがデビューして以来、もっともウケた一発ギャグとなった。
後半戦も大盛り上がりで、メンバーが下がった後は割れんばかりのアンコールだ。
最後のゲーム大会、なんと、まこが優勝した。
思えば春ツアー最初の柏と、最後の山梨でまこが優勝することとなった。
ここでサプライズ。ご当地クイズにまこが正解した場合、なんとまこのサポーター
だけでなく会場全員にポスターをプレゼントすると発表。会場が大いに沸く。
冗談じゃない。こんなにまこが注目されることなんてめったにないのだ。
俺一人で「マ・コ・ト!マ・コ・ト!」とコールをする。
すると、2列前のウザかったコール隊が乗ってくれた。一緒にマコトコールを
してくれたのだ。マコトコールは急速に広まっていき、そしてステージの上の
梨華ちゃんたちまでが一緒に「マ・コ・ト!マ・コ・ト!」とコールを始める。
史上最大のまこ祭である。まこの回答に全員の注目が集まった。
そして正解。大歓声。拍手。喜ぶまこ。
なんという幸せな時間なのだろうか。
こんな楽しい時間にも容赦なく終わりの時が来る。
最後のMC
( ^▽^)<このメンバーでのおとめコンサートはこれで最後です
辻の卒業まであと4ヶ月になってしまった。
川‘~‘)<おとめ組は永遠に不滅です!
だよね、いつかまたきっと・・・
最後の曲、I WISH
”人生って素晴らしい”
おとめ組と観客がひとつになってGo!Go!と叫ぶ。
会場が明るくなって追い出し曲が止まってもおとめ最高!!コールは
いつまでも続いていた。