ロシア語・フランス語その他の外国語と医療通訳士講座の関連性

2010-05-27 13:39:34 | Weblog
ロシア語・フランス語その他の外国語と医療通訳士講座の関連性

皆様のご清栄をお慶び致します。
さて、当アカデミーでは、最近、(1)若い「フランス語通訳案内士」や(2)通訳や翻訳活動などで有名な「ロシア語・言語学博士」と相次いで話し合いが成立し、7月開講の英語・医療通訳士講座を受講していただけることになりました。
その英語・医療通訳士講座は、米国カリフォルニア州のJCI認証病院で約10年間のお仕事をされ、年間最優秀看護師賞も獲得された実績を持たれる若い正看護師・山下愛さんが講師を務められる極めて貴重な講座ですので、ビデオ録画をインターネットで世界中に向けて発信の準備も進めています。
7月3日(土)開講に向け、6月18日には、当アカデミーにて午後6時~9時の時間帯にて、講師自らが英語・医療通訳士の将来性や講座概要等の説明をされます。
ところで、この講座を受講されて英語・医療通訳士を目指されるフランス語やロシア語の専門家お二人におけるメリットは何でしょうか?
お二人に共通しているメリットは、医療に関する知識一般と医療通訳に不可欠なスキルの双方を、医療通訳の最先進国である米国でのハイレベルな体験的専門家から、日本人には馴染みがある英語を通して、的確かつ効率よく取得できることです。
次に、ロシア語言語学博士にとっての固有のメリットですが、これは、ロシア人向けのメディカルツーリズムに直接かかわるための重要な準備となるという点に集約されます。
ちなみに、極東ロシア人においては、主にはシンガポールに向かうメディカルツアーに参加しているとの噂を聞いていますが、一般的には好日的ともいわれ、新潟県や北海道へのメディカルツアーにも少なからず参加しているというお話やインターネット記事に接します。不運にも、ロシア人男性の場合の平均寿命は60歳に到達しない厳しさがありますから、エネルギー資源関係のビジネスに関わる富裕層に於いては、国内での医療よりも国外での先進的な医療サービスを望む傾向を十分に推察できます。
しかも、極東ロシア人から見れば、日本はシンガポールよりもはるかに距離も近く、一般的にいえば、医療サービスのレベルも決して引けを取ることがないことを考えれば、今後の日本側病院に於いて、ロシア語で対応できる準備さえ整えば、日本向けのメディカルツアーは、今よりももっと盛んになることが十分に予測できます。そこで、ロシア語の専門家にすれば、ロシア人向けのメディカルツーリズムに関わることは、将来性のある極めて有望な職業と言うことになります。
次に、フランス語の専門家にとっては、フランスからのメディカルツーリズムそれ自体には、余り期待できません。しかし、フランス人の東洋文化への強いあこがれの気持ちからの日本向け観光旅行への期待には根強いものがある上に、逆に、フランスの高いレベルのヨーロッパ文化・芸術・ファッション・化粧品等のブランド力に加え、とりわけ医薬品等の分野での製造・販売力の強さは、日本側の医療・医薬関連企業に於いても大いに連携を促進するべきメリットの大きいものとなっています。
現に、5月27日付の日経新聞トップにおいて、後発薬分野における日仏製薬メーカー同士の大同連合のニュースで、早速に日本側企業(=日医工)の株価高騰が報じられています。
このような状況から判断し、フランス語専門家が医療通訳士の資格を取得すれば、製薬関連ビジネスのみならず、医療情報の制作・加工やインターネット上での発信ビジネスとの間でも御縁ができることが予測されます。
その他の言語、スペイン語やイタリア語、ポルトガル語やドイツ語などについての日本人専門家が、医療通訳士資格を取得すれば、同様のメリットを期待できます。なぜなら、今やメディカルツーリズムは、正に世界中で注目され、実際に多くのツーリストが、癌治療や心臓外科などの重病関連のみならず、健康診断・歯科や美容整形関連の診療を含めて世界中を行き来し、しかも年々その傾向が強まっている状況が、多くのインターネット記事で頻繁に報じられているからです。
以上のような意味で、自分の得意な外国語が何であれ、医療通訳士資格を取得すれば、今後の仕事獲得機会が極めて大きくなることが明らかです。
更に、このような成長業種のメディカルツーリズム全体の司令塔の役割を果たす「メディカルツーリズム管理者」資格も同様に大きなビジネスチャンスをもたらすでしょう。
なぜなら、メディカルツーリズムでは、最初の外国での顧客開拓業務から、最後の受け入れ側国における病院治療や観光への案内に至るまでに、長い時間的経過と多数の種類の異なる業務の連続とを必要としますので、ここには当然に多くの関係企業やビジネス・エキスパート等が関与しますから、彼らの役割と利害を調整しながら、安全かつ効率的にメディカルツーリズム全体を遂行するには、名作の演奏程に多くの団員演奏者の奏でる音を統合化する一人の優れた指揮者が必要なのと同じく、優れた「メディカルツーリズム管理者」が必要になるのです。
そこで、この管理者の仕事には、知識やスキルの深さを必要とする医療通訳士等の専門的仕事とは異なり、多くの関係者を指揮統制する正に経営者的リーダーとしての幅広い分野にわたる能力とある程度の対人交渉分野での社会的経験の積み重ねとが必要になります。
このようにして、メディカルツーリズムの着手には、相当なシステム構築の準備と人材の開発・確保とが求められますが、当アカデミーでは、ほぼ全域にわたって緻密な工作と人材の準備を整えつつあります。
そこで、毎週金曜日の夜間:午後6時~9時に於いて、事前にお申込みいただいた方向けにメディカルツーリズムや医療通訳士の心得などについての無料説明会を開催しています。
どうかご利用いただけますようによろしくお願いします。
説明会申し込み方法等、その他の資料を下記に添付しておきます。
資料(1) 医療通訳士希望者向けの(無料)解説セミナー

(1) 毎週金曜日・・・午後6時~9時(3時間)
(2) 場所・・・当アカデミーの教室
(3) 講師・・・学院長
(4) 内容・・・(a)メディカルツーリズムとは何か?世界におけるメディカルツーリズムの様子、(b)日本では?日本での可能性、(c)医療通訳士の得意言語と役割、その業務上の注意点(d)メディカルツーリズム管理者の役割(e)海外への情報発信とビジネスチャンスについて(f)質疑応答
(5) 参加申し込み方法・・・・下記の項目をお知らせください。
   宛先(JGC&TIA事務局・岡村寛三郎)Eメール:okamura3@oksemi.co.jp
   (1)参加日(2)氏名(3)携帯電話(4)Email Address(5)得意言語(6)顕著な資格

資料(2) 7月開講、英語・医療通訳士講座:米国正看護師・山下愛さん担当講座ご案内
米国正看護士による英語・医療通訳士講座
準備講座(無料)
皆様のご清栄をお慶び致します。
さて、7月からの英語・医療通訳士講座開始を控え、担当の講師より下記のテーマについてご講演を戴きます。
ところで、国内の病院によっては、多数の言語にすべて対応できないため、また医師やその他の病院スタッフのチェック能力の有無等を考慮して、外国人受け入れにつき、英語のみに絞って対応するところもあります。そこで、メディカルツーリズムの進展に於いては、英語・医療通訳士にも大きな就業チャンスがあります。
そこで、各自の現時点での得意言語に拘わらず、英語・医療通訳士講座を受講して1級ライセンスを取得することは、職業生活上も極めて大きな利点になります。
一人でも多くの方々のご来場をお待ちしています。
平成22年5月15日 土曜日
東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号 東観小川町ビル8階

(1) 期日…6月18日(金曜日)午後6時~9時
(2) 会場・・・当アカデミーの教室(定員25名)
(3) 無料・・・満員になり次第にお申し込みを締め切りとさせていただきます。
(4) 参加のお申し込み・・・下記宛てに、次の項目をお知らせください。
(a)宛先:JGC&TIA事務局・岡村寛三郎、Eメール:okamura3@oksemi.co.jp
(b)通知項目:①氏名・②〒&住所・③携帯☎・④Email・⑤得意言語・⑥顕著な資格
(5) ≪講演テーマ≫
(a)私の志・経歴と仕事内容
(b)米国の医療事情と医療通訳士をめぐる問題について
(c)英語・医療通訳士の活躍の場と将来性
(d)医療通訳士講座で重視するテーマや知識とスキル
以上

資料(3) メディカルツーリズムが重要な国家戦略となりうる理由「メディカルツーリズムの仕組みと関与者について」
メディカルツーリズムは、なぜ経済成長を
もたらし国家戦略となりうるのか?

そのメディカルツーリズムの仕組みと関係者

(1) メディカルツーリズムは、とりわけ1997年に起きた「アジアの金融危機」を克服するためにタイランドで始められた歴史を持っていますが、その大きな成果が確認されるにつれ、周辺各国においてはもちろんのことながら、今や世界中で大きな関心を呼び、同様の趣旨でのツアー推進に向けての取り組みが国家単位で行われるようにすらなっています。
(2) かかる経緯から見ても、メディカルツーリズム推進が、裾野の極めて広い産業群を刺激しながら、また多数の雇用者を産みながら、日本の内需振興・経済成長促進において極めて有効な手段であることが明らかです。
(3) そこで、メディカルツーリズムにつき後発の我が国としては、前例として各国で行われているメディカルツーリズムの仕組みを十分に研究し、それら始原的なタイプを洗練化した「発展型」と言える質の高い仕組みを創り上げ、メディカルツーリズムを行う多くの国々においての参考例となるように努力することが望まれます。
(4) そこで、東京通訳アカデミーでは、スペシャリストの「医療通訳士」を英語と中国語2カ国語の各分野で養成する傍らで、ゼネラリストの「メディカルツーリズム・マネジャー(管理者)」をも養成し、両者が相まって世界最高レベルの日本の医療サービスを外国の人たちに広くかつ安全に利用していただけるように、側面から応援する体制を構築しています。
とりわけ、東京通訳アカデミーでは、外国人受け入れを積極的に行われる病院のホームページの外国語への翻訳を無料サービスで行い、医療通訳士の派遣についても病院に一切の経費負担を求めず自己の計算にて行うという革新的なサービス体制を構築して、現在、提携病院数を拡大しつつあります。
(5) 更にまた、メディカルツーリズムを安全かつ盛況に推進する上で、大名行列・メディカルツーリズムの最後尾「しんがり」を務める「司法通訳士」の重要性や必要性を決して忘れることはできません。
韓国では、昨年5月の国策たるメディカルツーリズムの正式発足時に、関連して起こりうるトラブル解決に向けての特別の仲裁機関を設けた旨が発表されていますが、実際、その後において医療トラブルが大きく増加したとの報道がなされていることから見ても、この分野への対応策は不可欠です。
東京通訳アカデミーでは、先見の明を持って、慎重にこの分野のエキスパートも養成するべく、昨年の早い段階から英語・司法通訳士講座の開設準備と開講を始めたことが幸運な先駆けとなり、この7月からは、いよいよ「中国語・司法通訳士講座」開講の運びとなっていることを皆様方にお伝えします。

(6) かくて、メディカルツーリズムは、豪華・長大な大名行列を思わせます。
行列の殿様に匹敵する「医療機関」を中心に据えつつ、その前後を、それぞれに異なる役目を果たす家臣に当たるスタッフでつなぎ、長大なプロセッション・ラインを構成します。
往々にして、次の9部門担当者を必要とすることになります。

(a) ICT技術者・・・顧客たる外国人たちに広く呼び掛け、役に立ちうる医療情報を収集し、整理・加工し、多言語で発信を行います。更に、情報更新・メインテナンス作業も絶えず求められます。(多言語での発信に必要な外国語への翻訳作業については、当然、後述する医療通訳士の協力に負うところが大きくなります。)
(b)メディカル・ツアー・プランナー・・・上記により発信された情報に基づき、インターネットを使っての外国人からの問い合わせや予約希望に対して、(時に、日本側窓口を通して獲得する)具体的な医療サービス情報(診療日程や病院名・所在地・医師名・治療法・費用等)で応える国外and/or国内のプランナー
  但し、この仕事には、後述する医療通訳士の協力・関与が必要な場合も予見されます。
(c)メディカルツーリズム・マネジャー(管理者)・・・海外での市場開拓から、国内での医療・観光サービス等の実施に至るまで、幅広い業務につき、時に、自らも作業を担当しつつ、多数の関与者に対する業務監督やチェックを行い、メディカルツーリズム全体が適正かつ効率よく実施されるように取り計らいます。
しかも、複雑な利害関係が絡み合う多数の関係者間の経済的利害を調整しつつ代金決済等の経理処理も行い、文字通りメディカルツーリズム(ツアー業務)の司令塔の役割を果たします。
(d)医療通訳士・・・下記のように、メディカルツーリズム実施の多くの場面に於いて多様な業務遂行や協力支援等が求められる極めて重要な職種となります。
①通訳業務の中でも最高度に難易度の高い医療分野でのスペシャリストであり、診察室・検査室・薬局等に於いて、患者と医師等の医療タッフとの間の言葉の橋渡し役を務める。更には診療結果の連絡やその後の再診のための訪日やケアーなどについても、患者の健康回復に至るまでの間、精力的に橋渡し役を務めます。
  ②のみならず、上述の医療情報の海外向け発信には外国語への翻訳作業が不可欠であり、③更に、外国からの問い合わせ等に対しての応答やツアーに必要な更なる具体的情報等の提供やその他の事柄に関する見込み客等との交信(ツアー・プランナーの業務)にも、医療通訳士による直接間接の協力が欠かせません。
④更に又、下記の医療コンシェルジュの業務にも関与しなければならない場合が予想されます。
(e)医療コンシェルジュ・・・患者の訪日前に於いても、①患者と病院・医師間の連絡に関わり、診療等を受けるのに必要とされる事前の諸準備・書類等を手配・整備すると同時に、②病院到着後に診療に至る待ち時間等を減らすための事前手配も併せて、病院側と打ち合わせておくなど、患者にかかる不必要な精神的・肉体的・時間的負担や無駄を軽減し、無駄を省く努力を行います。(この部分に於いても、医療通訳士の協力・関与が必要な場合が予測されます。)
(f)病院・医師・医療サービススタッフ・・・患者の健康回復に最善を尽くす。
(g)観光業者・・・患者の回復後において又は、家族や付き添い人のために、観光や保養目的でのツアーをプランニングする。
(h)(国家資格)通訳案内士・・・外国語を用いて観光や旅行に関する案内を行う。
(i)司法通訳士・・・今後のメディカルツーリズムの成長や多数の外国人の訪日・滞在に伴い自然的又は必然的に起こりうる様々な法的問題やトラブル・訴訟等に関しても、迅速かつ適正に解決が行われ、我が国でのツアーにおける安心と安全・信頼関係が堅固に構築され、持続的なメディカルツーリズムの発展へとつなげられるように、多面的に外国人患者とメディカルツーリズム関与者との間での(忠実な)言葉の橋渡し役を務めます。
以上

東京通訳アカデミー・学院長・岡村寛三郎
〒101-0052東京都千代田区神田小川町2丁目6番12号 東観小川町ビル8階
☎03-3233-7518 Fax.03-3294-7410、Eメール:okamura3@oksemi.co.jp










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