今回博多駅近辺で女子会社員がストーカによって刺殺された事件
は、ストーカ規制に関し色んな問題を提起しました。
増加するストーカ事件に対応するため2000年ストーカ規制法が
施行されたが、一向に効果はなく事件は多発傾向にあります。
重大事件が起きるたび改正され警察の権限は強化されたが、今回
の様な事件が起きました。
単に付きまといから、連続メールやSNSへメッセージ送り続ける
行為・衛星測位システム装置で相手位置情報の無断取得等も規制
対象に加えられました。
この10年全国警察に寄せられたストーカ被害相談は2万件超えと
言われるが是以上の被害が推定されます。
また折角相談しても警察が何ら対応して呉れなかった件数も多く
あると言う。
警察にもいろんな事情があると思われるがストーカー行為は殺人
事件等と比べ軽く見られて居るのではないか?
禁止命令を受ければ8割は付きまとい行為を止めるそうですが一部
のストーカが暴走して事件を起こして居ます。
警察は事件とならなければ動けないと言う弱点があるので、本人
の自己防衛に頼らざるを得ないケースも出てきます。
何処まで警察がサポート出来るかは今後の問題になりそう。
今回警察は避難セルターへの庇護等勧奨して居るようですが職を
持つ人にとってはそれは無理な相談ですね。
警察は感情の制御が出来なく再発の恐れがある加害者には医療
機関の受診を求めて居るが、これは個人のプライバシィに関わる
事で強制力はありません。
ストーカ被害をどう遣ったら無くせるか、問題山積ですね。