鎌倉市議会議員 納所てるつぐブログ

日々の議員活動でのできごとや思ったことをつづっています。

鎌倉芸術館リニューアルオープン

2017年10月01日 | Weblog
 年頭から長期にわたり休館していた鎌倉芸術館の大規模修繕が完了し10月1日、リニューアル記念イベントオープンデイが開催されました。


 エントランスを式典会場にテープカットや記念演奏が行われました。


 エントランスホールは天井の釣り下げていた部材をやめて、ひし形をモチーフにした格子やLED照明で、今年没後20年となる世界的作曲家武満徹の作品「波の盆」などを表現したものだそうです。

 また正面に飾られていた鎌倉彫の大きなモニュメントも板の補修や新たな漆による塗りが施されて、生き返ったかのように芸術館のシンボルとして飾られていました。

 小ホールは、客席上の天井部材を撤去しました。

 地震発生時の非構造部材落下がないように天井板などを撤去し、客席の上はなるべく吊り物のない構成にし、さらに音の反射に配慮して、グラスウールなど吸音材などが施されています。

 大ホールも客席上の天井の吊り物の構造をなくすとともに客席椅子の張替、絨毯の張替などが行われました。


 客席向けのスピーカーも、これまでは埋め込み式のスピーカーを外側に張り出して設置することでホール内に偏りなく音がいきわたるように配慮されています。


 その他、ギャラリーの壁紙や館内の絨毯なども更新されましたが、最も費用をかけて修繕したのは裏方の機能で、各ホールの舞台装置や舞台用機器が24年ぶりに更新されたとのことです。

 鎌倉の文化芸術の発信地であり、多くの人々が芸術に触れる重要な施設です。
 リニューアルオープンを首を長くして待ち望んでいた市民や芸術愛好家の皆さんが多く駆けつけて、鎌倉シティブラスの演奏や各オープンイベントを館内のいたるところで楽しんでいました。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。