以前 不動産業に関わっていたとき 生活保護の仕組みについて
多くの矛盾を体験し 悩んだことがありました。
今は 不動産業に関わることもなくなったので生活保護について
あまり関心がなくなったのですが 今日の新聞で 「宿泊所死亡
年150人」 との見出しで改めて考えさせられました。
生活保護の実態はますます深刻化している様で 社会福祉国家と
してはさみしい限りです。
現在の生活保護の仕組みでは厚い生活保護費のため 貧困ビジネス
が成立してしまいます。
さいたま市内の事例では 60代の男性で生活保護支給額が約12
万円で 貧困ビジネス施設に約11万円を徴収されるそうです。
施設からは保護費支給日に1万円 その後は2日に1回1千円が
支給されそのお金で仕事を探すように指導されるそうです。
1万円+1千円×15回 = 2万5千円・・生活保護受給者取り分
11万円-2万5千円 = 8万5千円・・・・・・施設側運営費
施設側運営費ー施設側利益=生活保護受給者へ提供する生活環境レベル
この流れで生活保護受給者の日頃の暮らしが予想できます。
生活スペース : プレハブを改造した3畳位の区画で夏暑く冬寒い
風呂は週3回 決められた時間のみ許されていたそうです。
提供される食事内容は想像するのもかわいそうなメニューとなります。
入居者は 「何のために生きているのか?」 と思う毎日だそうです。
生活保護支給額がもっと低ければ貧困ビジネスは成立せず 生きるため
生活保護受給者も働き始めると思われます。
どうしても働けない人は 改めて特別の審査を経て認定される仕組みを
つくり 保護されるべきだと思います。
不動産業に関わっていた時に 働けるのに働かないで生活保護申請をする人
1票のために悪知恵を駆使する議員 過労でマンネリ化した福祉事務所の
ケースワーカー・・・・・・矛盾の多い仕組みを思い出してしまいました。
将来 「生活保護推進党・老人を守る党」等の弱者新党が誕生する時代が
来る様な気がします。