今日の新聞によるとアルゼンチンで再び国債の信用不安が高まってきたそうです。
13年前の2001年にデフォルトに陥ったアルゼンチンは 同じ過ちを繰り返さない
ように努力をしてきたはずですが またくり返してしまったようです。
たまごを待つか、ニワトリが先か・・・・・厳しい投資家達の考え方が錯綜しています。
今回の信用不安も 2001年のデフォルトをめぐる混乱が原因で 債務の全額支払
を求める一部の投資家達が 「どうしても全額でなければ・・・・・・」 と起した米国で
の訴訟の最終判断が16日に下されたためです。
米連邦最高裁は一部の投資家達の主張を認め アルゼンチン政府に総金額13億
3000万ドルの支払いを命じました。
投資家は 「たまごを生む可能性がない」 と判断したらニワトリを処理して 資金回収
に走ります。
当然 2001年にアルゼンチン政府の減額要請を拒否したその他の投資家達も黙って
いるはずがありません。
アルゼンチンの外貨準備金の大半が消え 大混乱が再発するかもしれません。
米格付け大手スタンダード・アンド・プアーズは17日 アルゼンチンの外貨建て国債の
格付けを2段階下げたそうです。
日本の国債はそうならないと想定されていますが メルトダウンは絶対にありえないと
言われ続けた原発で起こりました。・・・・・・・・・・・・・想定外な原因でした。・・・・・・・・・・
日本の国債は本当に将来も安心できるのでしょうか。
先日 国際エネルギー機関(IEA)は2012年の 「世界エネルギー見通し」
を発表しました。
その中で特に注目されるのは 世界最大の石油消費国の米国が 「シェール
オイル」 の増産などにより2020年ごろまでに世界最大の石油生産国になる
との見通しを示したことです。
石油生産は日量1110万バレルに達して サウジアラビアを超える予想です。
それに伴い輸入が減って 2030年ごろには純輸出に転じるという。
今はエネルギー全体の約20%を輸入している米国が エネルギー自給国
になれば 「世界の力関係」 も大きく変わります。
世界の弾薬庫 中東での石油を求める紛争も弱まるかもしれません。
岩盤に閉じ込められている石油(シェールオイル)や天然ガス(シェールガス)
の採掘技術の進歩によりエネルギー革命が起き 新たな世界地図が形成
される流れになってきました。
米国内のことですが シェール開発が急速に進んで
米国内のガスが大幅に値下がりしているそうです。
シェールガスの増産が短期間に進んだため 「革命」
が起きたとの表現が使われています。
2005年には米国の石油の輸入割合は60%になって
いたが シェール層から採れるガスや原油のおかげで
昨年の石油の輸入割合は45%に下がったそうです。
ガス代の値下がりは一般家庭にも影響大で 生活改善
に貢献しているそうです。
この流れは更に進み 「2017年までに 米国は天然ガス
の純輸出に転換する」 とは発表するエネルギー専門家も
います。
2017~18頃には石油もカナダ以外から輸入する必要も
無くなり 外交戦略も大きく変わりそうです。
米国が中東の石油を必要としなければ 石油価格のバランス
が崩れ 値下がりします。
日本にとってありがたいことです。
日本でもシェールガス開発が行われていますが あまり期待
できないようです。
米国が咳をすると 日本は風をひくといわれます。
米国が健康になれば 日本は小健康になり 永い不況問題が
改善するかもしれません。
2011 (23) 11・1 ・・・・・朝日新聞より・・・・
世界の人口が10月31日に70億人超えしたそうです。
世界の人口が増えると食料・石油・水不足が大きな問題となってきます。
先進国は経済力にモノを言わせて 世界中の食料を買い集め 輸入しまくります。
貧しい国はますます貧しく 食料不足に陥ります。
貧しい国の中でも貧富の差が開き 貧困層はますます深刻な状態になります。
これでは世界中に 「世直し」 を求める人々が増え続け 不安を感じます。
狭い宇宙船地球号 将来 人間が住めない状態なるかも?・・・・・・・・
2011(23)10.25 ジム・ロジャーズ意見
ギリシャ問題は先送りされただけ
倒産すべきを倒産処理しないと後で大変
米経済 2013年までに再び大きく下落する
2014年までに世界の基軸通貨である米ドルが弱体化