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奨学金破産

2018年02月12日 | 何とかならないかな・・・・

久々 落ち込む新聞記事を読みました。

 

日本学生支援機構によると 過去5年間の奨学金破産は延べ

1万5千人で半分近くが親や親戚ら保証人だったそうです。

 

無担保・無審査で借りた奨学金が重荷となり 破産の連鎖を

招いているようです。

 

学生支援機構と素晴らしい名称ですが 実態は税金を原資とした

学生ローンで世間一般のサラリーローンと大差ありません。

 

「奨学金」 の名称でオブラートされた学生ローンは無審査なので

返済のリスクを確かめる機会も少なく 無担保なので出世払い的な

感覚で気軽に借りてしまいます。

 

まだ世の中の厳しさを知らない若者が 「みんなが進学するから・

大学を卒業すれば高給が得られる」 と錯覚して進学します。

 

子供の進学希望を否定する親は少ないと思います。

 

子供の将来を期待して 出来る限りの援助をして 連帯保証人に

なります。

 

保障能力が無いと思われるおじいちゃんも保証人となります。

 

当然 連帯保証人や保証人は将来のリスクは想像していませんし

貸し手の学生支援機構も将来の保障能力を審査していません。

 

新聞にある事例が紹介されていました。

4年間で借りた奨学金が授業料・通学費等で約800万円・・・・

入社して3年半の給料が手取りで月20万円ほど・・・・・・・・・

家賃や生活費を除くと 月4万円の奨学金返済が重くのしかかります。

 

金利が低くても 800万円のローンはかなりきついと思います。

 

一般的サラリーローンなら即破産が予想できます。

 

しばらくして延滞が始まり延滞が3カ月に迫ったとき 学生支援機構

から穏やかな言葉で 「返済しないと個人信用情報機関に名前が載り

ますよ」 との連絡が入ったそうです。

 

「真綿で首を締める・・・」 金融界のプロの手法です。

 

その後の詰めは想像通りで 本人が自己破産なら連帯保証人がいる。

連帯保証人が自己破産なら保証人がいる・・・・3代連続破産です。

 

奨学金は学生ローンと名称を変え 4年間の融資総額・返済計画表・

返済リスクを十分説明して 返済念書に実印が必要と思います。

 

夢を抱いた若者が社会人となり しばらくして自己破産ではあまりにも

寂しい世の中です。


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